848EVO ユーザー車検 2020 バツ1.5

2020/08/22

848EVO ユーザー車検(2回目) 2020.06

いよいよ準備が整ったところでいざ車検となる。
事前予約した日の天気が怪しくなってきた。
午前中予約なのでサッサと終わらせて雨が降る前に帰宅したいところ・・・

車検予約内容

予約番号:〇〇〇〇-〇〇〇〇〇〇-〇〇〇〇
検査場名:奈良運輸支局
検査日:  2020/6/〇〇
ラウンド:2-1
受付時間:10:00~11:30
検査時間:10:30~12:00
検査種別:継続検査

登録番号または車両番号:〇〇〇 〇 〇〇〇〇
原動機型式:〇〇〇〇〇〇〇〇〇

車台番号:〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

近畿運輸局 奈良運輸支局へ

8:20頃出発したのだが、往路は下道、道中〇奈道路の山越えで早速結構雨に降られる(-_-;
運輸支局手前でもそこそこ降られる(-_-;
9:30くらいに到着したらココはまだ雨は降っていなくてかなり蒸し暑い
なんか今日は嫌な予感しかしないんですけど・・・

10:00からの受付とあるが9:30と早めに到着してしまった。しかし先人のブログでは早く行っても手続きは可能 (局の受付自体は8:45から)とあったのでD棟の窓口へ足を運ぶ。

車検の手続き(D棟)

館内に入ったら右手に①の窓口があるので「バイクのユーザー車検です。」と伝え、事前に用意した自賠責証書・車検証・納税証明書・点検整備記録簿の4点セットを提示して手続きを進めてもらう。

「自動車検査登録印紙等 代 1,700円です。」
と言われて支払う。(車検証のコピーを取られる)

支払い後②の窓口に誘導されるので
「自動車重量税 代 3,800円です。」
と言われるがままに支払う。

この窓口で「自動車損害賠償責任保険(24ヶ月分)」9,680円を支払う。(すべて現金)
それと点検整備の実施有無についても聞かれるので「やってきました」と答え記録簿を見せる。

前回自賠責代が11,520円→9,680円(16%OFF)に値下がっているではないか!
確認したら2020年4月から全面的に値下げがあったようです。

上記手続きが完了したらE棟に向かうよう案内される。

車検の手続き(E棟)

次はE棟ユーザー車検窓口に。
先ほど手続した印紙の貼られた書類をユーザー車検窓口に渡すと新たに追加された3枚の書類に書き込んで提出するようにいわれる。
その時に「点検記録簿」の提出も求められる。(コピーを取ってよいか聞かれる)

早速、窓口後ろの申請用紙を書き込むブースに移動し

・自動車検査票1

・自動車税納付書

・継続検査申請書

これをマニュアル通りに記載して提出。
壁面に掲示されたマニュアルは見にくいので2年前の記入データを印刷したものを持ち込んで書いていたらフォーマットが変わっていたんで少々手間取る。 記載事項に変化はないのだが。

※今回は押印欄にハンコを押印したが前回忘れても問題はなかった。
※継続検査申請書はOCR読み込みなので上半分カッコ内えんぴつ書きで下半分がボールペン(ブースにペン類完備)
全て書き終えて窓口に提出したら、予約状況を確認される。
スマホの情報を見せたらそれを書き写していた。 そういえば予約番号を書く欄があったような・・・・
提出書類が多かったが来局から20分ほどで手続きが完了、10時前ではあるが車検ラインに自走でならびに向かう。

この窓口ではユーザー車検=初心者とは伝えていないが、窓口の担当者がけっこう丁寧に教えてくれるので誰でも簡単に手続き可能です。

検査場へ


2輪専用レーン前に到着、今回は1番乗りだった。前回と同様メットを背負うためのリュックと、書類を挟むバインダーを養生テープでタンクに貼り付けて、Lo側ヘッドライトに紙を貼って塞いでから時間までブラブラと。

検査開始(嫌な予感は的中する)

10:30キッカリに検査開始。
まずラインに入る前に検査員が
車台番号確認 → エンジン始動 → 走行距離確認 → ヘッドライトHi Lo切り替え → ウインカー左右 → ホーン → ブレーキ前・後かけてランプ確認とぐるりを回られ各種外観機能検査をハイテンポで実施

検査途中で・・・・

検査員: 「もう一回ブレーキかけてください」

AG: (゚Д゚)ハァ? さっきかけたやろ! 握りなおす


検査員: 「今度は後ろブレーキ」 ・・・・? 「ブレーキランプつきませんね」

AG: えっ‼ 「ウソ!?(゜Д゜)?」

車両を降りて自身で確認したらホントについていませんでした。
今朝確認したのになんでこんな時に・・・
どうしようもなかったので咄嗟に昭和のテレビが如くテールランプを2・3発シバいてリトライ! 点灯確認!

AG: 「これでいけるやろ? ホラ!!」
辛くも合格です(;´Д`)ハァハァ

点灯不良の原因はコネクター及び配線の接触不良かLED基盤の故障なので、だいたいがASSY交換となりその日はアウトとなります。
その場しのぎでシバいて点灯復活したのは奇跡の出来事でした。 帰宅後現在も点灯してるんですけどね~。

後日談

車検後もFブレーキランプだけが点灯しない事態があったのでブレーキスイッチがイカれてるのかと思いバイク屋さんに診てもらったら、コネクターの接触不良でした。
ブレンボSWの接続は純正で丸ギボシなんです。

ちなみに

・カウルを剥いでいったのに左オイルパン横の原動機型式は見られなかった。
・モトクレイジーのフェンダーレスキットは、OK。
・ポジションランプのアイライン化もOK。
というか検査員!ちゃんと診たのか!?

ガス検

測定用のプローブをサイレンサー内にブッ刺されて測定、10秒ほどでライン前のちっさな電光掲示板にと表示されます。ノーマルサイレンサーとECUを交換したので問題ないと思ってました。
前回は検査ラインの最終でやっていたのがラインに入る前にと順番が変わっています。

検査ラインへ

いよいよラインに入ります。
先ずはスピード計測は前後輪どちらかと聞かれ後輪と回答(最近のドカは後輪で読み取るらしい。)
入口右手にスピード測定の前後輪選択操作盤があるが検査官がすでに押してくれているので先に進む。
5mほど自走で進むとシャシダイみたいなところに、先に前輪を乗せてブレーキチェック、前進して後輪でブレーキチェックしてからスピードチェック。左前の長い棒(スイッチ)に足を置いてメーター読みで40km/hになったら足を離して測定。
結構速い速度上昇にメーター読み39km/hで足を離す。 問題はないようだ。

ブレーキと速度を読み取ったら光軸光量検査なので前回同様前に進むと電光掲示板にエラーがでた。
先ほどブレーキと速度を計測した同じところでやるようにラインが仕様変更されていてラインの半分で検査が終わり検査員一人で回せるようになっていました。
検査官に戻るよう指示され、跨ったままヨタヨタとバックするハメに・・・

そして、いよいよ光軸・光量チェック。

測定器がライン横から出てきて自動測定される、前回は右42と表示されてOKだったのだが今回はその表示すらない・・・

電光掲示板 :ヘッドライト検査中

・・・・・・・「」 の表示

エエエエエェ(;゚Д゚)ェエエエエエ

その場で再測定、前回からサスをケツ上がりにリセッティングしたので光軸が下がっているかと思い座るのを止めてバイクを起こしてみた結果・・・

電光掲示板 : ヘッドライト検査中

・・・・・・・「×」 の表示

アカ----‼(;´Д`)‼----ン

初の不合格!!

測定箇所から前に移動し検査員の到着を待ちます。
自動車検査票1を渡され、ヘッドライトの光軸がズレてますねと不合格の告知を受ける。
どんだけズレているか聞くと 右に56ズレてますねと・・・
検査票には 右56 と記載

AG: 「じゃあ左に56動かしたらいいんやね? どこで調整したらいいの?」
と聞くと
検査員: 「調整の仕方はそうですが調整場所は私の口からは申し上げられません。」
とマニュアル通りな回答。

すぐさま検査ライン裏手のバイク降車場横の壁にバイクをギチギチに突っ込んで再調整を開始します。
というかAGかなり動揺しております。←初めての不合格ですから(;´Д`)

こういうこともあろうかと簡単な工具類を用意していたのでリュックから取り出し調整を開始。(結構焦ってますw)
1098系のヘッドライトは左右3箇所ずつ調整機構があります。(下調べしてませんがたぶんあってます。)
Hi側ヘッドライトを進行方向に向いて左上・右上・右下に8mmの六角キャップボルト(中は4mmヘキサゴン)があり、現地で確認したら右下は光軸の上下、左上は光軸左右となっているようでした。
コンクリート壁にガムテープとかでバミった跡があったのでそれを基準に調整していきます。
工具は4mmヘキサゴンのラチェットで回したいところですが、ダクトカバーが邪魔して工具が入らないので、8mmの板ラチェットでコマめにガチャガチャ回していきます。
さて右に56って56mmなの? なんかよくわかりませんが左にざっくり壁30mmほどずらして完了。

後ほど調べたところAGが現地で行った応急調整及び調整箇所はおおむね正解でした。

正確には、
① Hi側左上が、光軸左右の調整であり左に回すと左向き、右に回すと右向き
② Hi側右下が、光軸上下の調整であり左に回すと上向き、右に回すと下向き
③ Hi側右上は記述がないので解りませんでしたが上記①②で事足りるので深追いはしませんw

写真はこんな感じ

急いで車検ラインに並びなおします。
待つこと30分、今度はヘッドライトだけ再試験です。

再検査(ヘッドライト光軸)

ヘッドライトの検査箇所はレーン下に掘り込みがあり、そこで停まったら両サイドからタイヤ挟み込む形で何かが出てきてバイクがセンターに向くように強制が入ります。
そこから検査開始、右にズレていたので測定器がセンター採り(おそらく)をしたら気持ち左にバイクを傾けて悪あがきを試みます。

電光掲示板 : ヘッドライト検査中・・・・・↓」 の表示(判定までの待ち時間が長い長い)
大汗かきましたが検査合格です!

検査員の兄ちゃんに

AG: 「今回はなんぼやったの?」
と聞くと、
検査員: 「ほぼ真ん中でした」
とざっくりなお返事。

調整が的確であったのか、バイクを傾けたことが功を奏したのかわかりませんが合格は合格です!

辛くも合格 E棟へ

検査ラインを後にしE棟のユーザー車検窓口右横に行って自動車検査票1を渡して少し待つと新しい車検証と車検シール(車検標章)をくれて終了です。

9:30から入り1度不合格にはなりましたが11:20にはすべて完了。
前回は木曜日午後からの検査でガラガラでしたが今回は水曜日午前中でバイク屋さんは休みかと思いきや結構受検しにきてて多く感じました。
それでも奈良のバイク検査ラインは空いている方だと思います。

結 果

自動車検査登録印紙等 代 1,700円
自動車重量税 代 3,800円
自動車損害賠償責任保険(24ヶ月) 9,680円
TOTAL 15,180円で車検終了。

実際の点検整備は別メニューで依頼するとしてユーザー車検は2万円以下と低コストで済むのが一番の魅力だが、車検前の下準備の手間と車検に落ちるかもしれないリスクがある。
一方バイク屋さんの整備ナシの車検素通しなら4万円からあるので2.5万円の差をどうとらえるかだと思う。
個人的には下調べに準備、ライン検査合否判定待ちのドキドキなどいろいろと体験できて楽しいと感じています。

当初こういうところはお役所仕事なので不愛想で融通が利かないイメージを持っていましたが、窓口で聞いたら結構丁寧に教えてくれます。

車検ラインもバイク屋さんがガス検を自主的にやったり検査ラインの選択をやってくれたりと皆で協力して円滑に進められるようアットホームな感じでやっていました。

地域性があるかもしれませんがユーザー車検の敷居はさほど高くないと思います。

帰 路

帰りに関して事前プランとしては大和郡山市の 「とんまさ」 に “ユーザー車検お疲れさんランチ” を食べてから下道で帰ろうとしましたがコロナの影響で6月15日まで休業となっており行けず終い。

さらに検査が自身のせいでおしたのもあり雨に降られそうだったので早く帰る必要があった。

奈良運輸支局は西名阪自動車道沿いにあり、近くの交差点から「大和まほろばスマートインター」の入口が出来ていたので支局をでてからすぐに高速に乗り12時には到着しました。

帰路さらなるプチアクシデント

高速道路走行中に違和感を感じたのでヘッドライトに目をやるとLo側をA4用紙でマスキングしたままでバタバタいってます(;´∀`) 走行しながら取り除いてポケットに入れましたが・・・

いろいろとありましたが 25,422km 車検完了です。

さて復元しますか・・・

-DUCATI 848EVO, repair & maintenance