1098S フロントホイールのセンター出しと組付け+ONE

2022/04/02

フロントブレーキのエア抜きが完了したのでフロントホイールのセンター出しを行います。
本件あくまで見聞きした情報を総合していますので間違ってたらご指摘くださいw
結果やってみて効果はありました。

フロントホイールのセンター出しと組付け

①スタンドアップ

ステム保持型のエトスのフロントスタンドであげます。キャリパーステー保持型によるフォークのねじれや余計な力がかからないようにするためです。(あくまで念のためです。)

 

②クランプボルト緩める

スタンドアップさせた状態でクランプボルト(左右で4本)を緩めてそのままにしおきます。

③アクスルシャフトを緩めて締める

スタンドアップさせた状態でアクスルシャフトを緩めて規定トルクで再度締め付けます。アライメントツールで回り止めが必要。

規定トルク:63NmですがAGは61Nmで締め付け。

 

④フォーク位置の慣らし

フロントスタンドから降ろして、ハンドル+ブレーキを握った状態からフォークを3回ほど深くストロークさせます。
(クランプボルトは緩めたまま)

これでフォークのねじれが解消される・・・はずですw

 

⑤クランプボルトを締める

トルクレンチを用いて規定トルクでクランプボルトを締め付けます。交互に少しずつ締めると良いと思います。

規定トルク:19Nm

AGは最後にキャリパーボルト(左右で4本)を締め付けて作業完了です。

規定トルク:43Nm

最後にホイールの回転を確認します。

・結果
前回組付け < 今回のねじれ除去組み付け < キャリパーなし

キャリパーなしには勝てませんが前回組付けよりホイールは多く回転していました。
やはりパッドが干渉してますね。
遠い記憶ですがホイールを取り外す前に回してみた感触と同等に思えたのでよしとしましょう。

これでフロントのキャリパー清掃と組付けからのエア抜き、そしてホイール組付けが完了しました。

結構な時間がかかりました(;´Д`)

・さらなるアドバイス

DUCATIではない某バイク屋さんで、フロントホイールの件で話をしていたところアドバイスをいただきました。

「すべて指定トルクで締めた状態からスタンドアップしてクランプボルトを緩めてから再度クランプボルトをアクスルシャフトにあたる程度に締めてからホイールを回している間にアクスルシャフトをプラハンなどのボルトナットを傷めない程度のものでコンコンとたたくとフォークのねじれが解消されます。」とのこと。

早速トライしてみました。

フロントホイールのセンター出しと組付け+ONE

①スタンドアップ

ステムアップスタンドであげます。

②クランプボルトを緩めて締める。AGはM6 HEXソケットを手で回してちょっと効く程度にしました。

 

③ホイールを手で回しながらアクスルシャフトのナット側を叩いて歪み修正

AGはプラハンを持っていなかったので自作アライメントツールのTSユニオンソケットをあてがってブレーカーバーでコツコツと叩いてあげました。プラハンなら回している間にコツコツできますが、今回はホイールを手回ししてすぐユニオンソケットに持ち替えて叩くという面倒なことをしていました。

④クランプボルトの締め付け

スタンドアップしたまま規定トルクで19Nmで締め付けて完了です。

 

結果

そもそも組付け方が悪いのかパッドが当たっているのかあんまり回らないのですが、マルケジーニステッカーを起点に何度回転したかを計測

改善前  : 270°
CB緩め : 370°
改善後  : 370°

クランプボルトを緩めた時と同じだけ回転しました。
手回しなので力の入れ方のバラつきこそありますが改善したのではないかと・・・
お試しあれ。
それにしてもあんまり回りませんが問題はないでしょう。

あ~もう3月超えました。
朝走りまで1ヶ月です。

-DUCATI 1098S, GEAR, repair & maintenance