1098S リアホイールの装着

2022/04/03

タイヤ交換にまつわる最大にして最後のイベントであるリアホイールの装着です!
人力でやりきれるのでしょうか?

必要工具

・ホイールソケットナットツール

Front Rear Wheel Socket Nut Tool - 55mm + 30mm 12.7sq

・スピンナハンドル

コーケン 4768N-600 スピンナハンドル 600mm 12.7sq

・トルクレンチ

プレセット型トルクレンチCMPC3004(60~300N・m) 12.7sq

・二硫化モリブデングリス

キタコ(KITACO) 二硫化モリブデングリス 5G 高級タイプ 0900-969-00120

TOTALざっくり5万円です(;´Д`)

 

リアホイールの装着

①アクスルボルトのグリスアップ

ホイール装着前に二硫化モリブデングリスをアクスルボルトに塗布しておきます。

ナットかじり防止のためです!

②リアホイールの仮組み

フロントホイールでガチャガチャと作業をしている時に仮組をしておきました。


まずリアスタンドに立てた状態から
ホイールをハメこんでカラーとワッシャを入れてホイールナットを締めこみます。
スピンナハンドルで粗方締めてからスタンドから降ろします。

この時、AGはリアブレーキを右足で踏みつけた状態でスピンナハンドルを右に引っ張る形でギュッと締めこみました。
わりとシッカリめに!

③リアホイールの本締め

いよいよメインイベントとなります。

前回の取り外し時に4mのパイプを突っ込んでナットを緩めた経緯があるので後輩君と気合を入れて臨みます。
前回知人に大ウケした写真ですw

トルクレンチを230Nmにセットしてから55mmのソケットナットツールを装着しホイールナットにしっかりとかけます。
後輩君は体重が軽いのでAGがバイクにまたがりフロント・リアブレーキをかけて踏ん張り後輩君がトルクレンチを回します。

ヨッシャ!→コキッ!
え? もう締まったの?

ホンマかいな!?

あまりにも早く規定トルクに達した模様(;´Д`)

すぐに締まったということは事前の仮止め状態で大方締められていたことになります・・・そんなアホなw

230Nmやで!
トルクレンチ壊れてるんちゃうか?

気になったのでスピンナハンドルで緩めてAGが締めこむことにしました。(前回よりも簡単に緩みますw)

さきほどの感触であれば車両右側に立った状態からリアブレーキを踏んでフロントをかけるだけでロックは事足りそうなので後輩君にホールド役をお願いしました。

準備が整ったところでAGがじんわりと締めこんでいきます。
こまめにノッチを回しながらトルクが高まってきたところでいよいよフルパワーでトルクレンチを回していきます

ググググ・・・コキッ!

もう締まったようです(;´Д`)

前回と同様にあっけなく締まったということで前回の締め付けがトルクレンチの異常ではなかったようです。

KTCのトルクレンチ ウソつかない!!

 

④ホイールピンのセットと脱落防止

ホイールナットを規定トルクで締めた後はホイールピンのセットですが、ホイールナットの切り欠きとアクスルシャフトに空いている上下4か所のどれかの穴に合っていなければナット増し締めを余儀なくされます。

幸いにも1か所そのまま通る穴があったのでホイールピンを挿入します。ここでホイールピンを正規の向きに修正しておきました。

あとはホイールピンをインシュロックタイで締めるのですがどうもばっちりな箇所が見つかりません(;´Д`)

だいぶ悩みましたが結果適当にやっときました。

トルクレンチの仕様

よくよく考えると、300Nmまで締め付け計測可能なトルクレンチが600mm程度の長さで販売しているわけですから、人力で締め付けられる長さで設計されているはずです。
緩めるときに異常に固かったのは締め付けてから汚れを拾ったりして固着していた可能性が考えられます。

というわけでパワー勝負と考えられたリアホイールナットの締め付けは、意外にもあっさりとあっさりと終了してしまいました。
誰でもできるとは言いませんがそれなりの工具類を揃えればハードルはそれほど高くないと思われます。
AGでもできるんですからw

少し時間が余ったのでチェーンの清掃注油もベルハンマーゴールドスプレーでササっと終わらせました。

次はいよいよ電装系に着手していきます。

-DUCATI 1098S, GEAR, repair & maintenance