DFG アクシス ライディングベルト を購入

2024/07/06

ZX-12R全国ミーティング2日前の晩に急に思い立ってバイク用のコルセットを試してみたくなり注文しましたが結果的に翌日配達が叶わず装着していくことが出来ませんでした(-_-;)

 

バイクと腰痛

バイクに乗っていると個人差あれど年齢を重ねていくと腰痛の発症率が上がる感じがしますが、AGはバイクのタイプによって異なるのではないかと考えています。
以下バイクのタイプ別に勝手な持論を展開します。

スーパースポーツ車:

前傾姿勢のキツイタイプですのでこれで腰を痛めるかもと思われますが、実際のところ常時ニーグリップして上半身を支えるわけにはいかないので長距離走行時は上半身の荷重をハンドルに乗せる形で運転することになると思います。
そうすると走行後に腕がパンパンになる、もしくはひじに痛みが走る感じで、腰に疲労感はでるものの見た目ほど腰にダメージは少ない印象。
なのでSSでロングツーリングしても大丈夫なのか?とよく言われますが経験上ですが意外に大丈夫なんです。
前傾姿勢がきついので、膝と首にはきますけど(´Д`;)

AGの1098Sは納車時にハンドルクランプを交換してタレ角を0°にしているので上体が若干起きてて腕に少しは優しい気がしますw

オフロード車:

上半身が直立状態で乗車できるので腕に負担はかからず一見楽ちんな姿勢に見えますが、上半身の荷重がすべて腰に乗っかってきます。
よほど良い足回りならともかく、そうでもない場合は長時間乗車するとボディブローのように腰に負担がかかります(´Д`;)
なのでオフロード車は腰には良くないとCRF250Lに乗っていて強く思います。

 

ネイキッド車:

いろんなタイプがあるので何とも言えませんがスーパースポーツ車とオフロード車の中間にあたる姿勢だと捉えているのでアドベンチャータイプを含む腰と腕の負担のバランスが良いのではないかと考えられます。

アドベンチャータイプの代表格?のBMW R1300GS がアガリバイクだと言われているのは良い足回りと乗車姿勢が長く乗っても腰に負担がかかりにくいからではないかと考えています。
昔にR1200GSにちょっとだけ乗ったことはありますが
何もかもが快適で寝てしまいそう=刺激がない→悪く言えば「おもんない」
車両でした。

 

・ちょっと横道に逸れますが(長文

腰痛=椎間板ヘルニアとしてお話しすると
AGは結構昔から高身長・超高体重なので中学生時代のクラブ活動ですでに腰を痛めていました。
就職して力仕事が多くなりついに椎間板ヘルニアを発症し手術、その10年後に別の箇所でも発症し手術をした経験があります。

全ての人には当てはまりませんが持論を展開させていただくと

椎間板ヘルニアは発症したら “切る” に限ります!

食べる前に “飲む“ みたいw
というのも椎間板ヘルニアは腰骨との間の椎間板っていうショックアブソーバーのような緩衝材みたいなものが重力などでベチャっと潰れて腰骨から横方向に飛び出し、すぐ横にある足先まで伸びている神経に当たり、放置していたら神経と椎間板が固着します。
脚を動かすことにより神経も動くので固着した椎間板も引っ張られることにより接触面に痛みが走ります。

これが椎間板ヘルニアです。

どの神経に当たるのかによって痛む箇所が異なり、太もも裏からふくらはぎにかけてとか、左脛を通って足先までとか様々です。
ひとつ言えるのが固着状態で放置した場合は足を真っすぐ延ばした状態から少し上げると激痛が走るほか、足の先端から痺れだして感覚が麻痺してきます。
私の場合は膝を曲げると足が上がるのでバイクには辛うじて乗れました。(それでも鈍痛を伴いますが・・・)
更に放置すると日常歩行もままならなくなり脚の痺れが取れなくなります。
さらに真っすぐ状態(横になる)でも鈍痛があり寝られなくなるまでいきます。
末期はあおむけで寝た状態から脚が5cmも挙げられなくなりました。

こうなったらブロック注射と呼ばれるものを椎間板に直接注射して痛みを麻痺させている間に足を動かしまくって神経にくっついている椎間板を自分で剥がす手法があります。 でもブロック注射ってエビのように丸まって腰骨の1↔2 2↔3 3↔4のいずれかの椎間板にダイレクト注射するので鬼のような激痛に耐えなければなりません。
AGが初回発症の時は5本打ちましたが最後は1日も麻酔がもちませんでした。

いよいよ手術か?という最後に椎間板の固着状態をミエログラフィと呼ばれる機器で造影させるために神経に打つルートブロック注射(造影剤)を打ちました。

痛みは地獄級でした。

痛みレベルのMAXが100(失神)とした場合。 ブロック注射は70 ルートブロックは105くらいで意識が飛びそうなほどでした。
注射した造影剤が足の先まで30秒ほどかけて激痛とともに流れているのが解るくらいです。
造影剤注入時は手術台のネックサポートをへし折るくらいの力が入ったことを記憶しています。
この痛みに耐えられるなら出産できるんじゃないか?と思うくらいです。
結局手術しかないよね?ってことで背中を切開して飛び出た椎間板をこそぎとしたわけですが、3時間後に目が覚めた時の解放感たるや最高でした。

常に鈍痛、脚を上げたら激痛がウソのようになくなるからです。

といっても初回術後は寝姿勢を右45度で固定されたベッド上安静が1週間続きましたがこれはこれで地獄でした(´Д`;)

初回はブロック打ちまくってさんざん地獄を味わってからの手術だったので切開までに時間がかかりましたが、2回目からは“速攻で切ってくれ”と医者に頼んで速攻で手術をしてもらったくらいです。
その時は35歳と若かったこともありそこそこ回復もしたのですが年齢が上がるとリスクが伴うので、怪しいなと思ったらMRIで診断して速攻で切るに限るのです。
早ければ早いほど足のしびれの残り方に差が出ます。

コルセットを購入

話は逸れに逸れましたが久々のロングというかミドルツーリングでZX-12Rに乗るのでAT氏から奨めてもらったコルセットを購入です。
結局間に合いませんでしたがw

ダートフリーク(Dirtfreak) DFG アクシス ライディングベルト 8インチ L/XL(34-38インチ) ウエストベルトDG0601-1012

ベルト幅が6インチと8インチがあり、長さも選択ができます。

AGは最大幅かつ最長のものをチョイスw

ヘルニア発症後に買った装具と呼ばれるサブフレームが何本も入った腹巻状のコルセットは所持していますが、腰・腹周りを完全に覆いつくすロングタイプなのでバイクに乗れる状態ではなくなることより上記ウエストベルトを採用。

腰部分だけにサブフレーム付きのシートがあり幅は短めなのでバイクの運転にはさほど支障がでにくい設計のようです。

腰骨部分にウエストベルトをあてがってベルクロをへそ部分で止めてからサイドから増し締めバンドを引っ張ってきてさらに締めるといった一般的な腰痛ベルトに似た仕様です。

装着してみて

コルセットと同様に装着すると腹圧が上がり体幹が疑似的にアップすることで上体の支えに関する負担が軽減されます。

腹周りに圧迫感があり上体を真っすぐに保とうとする圧力はかかり続けますが腰へのダメージが軽減される感じです。
腰よりお腹周りのベルト幅が狭くなっているので若干の前傾姿勢に対応できているところはバイク専用設計たる所以かもしれません。
そのおかげでライディングの妨げになりにくくコルセットを装着している割には動きやすく感じます。

総じて楽です。

ただし、前傾のきついバイクにはお腹にベルトが食い込むのでこのベルトが使えるのはスポーツツアラーまでかなと思われます。

ライディングベルトはダートフリークから出ているのでオフロード用とはなっていますが、スーパースポーツ以外なら使えるのではないかと思います。
また腰痛になる前からの予防処置としての装着をメーカーは推奨しているみたいです。

ここからは個人的な見解ですが四六時中装着しっぱなしは良くないと思います。
なぜなら疑似的な体幹アップ(ドーピング)を継続すると本来自身がもっている体幹がサブフレームに依存することで落ちてきます。
これはヘルニア術後に巻き続けていた装具によって腰周りの筋肉が落ちたのを実感したからであり、モノが違えどアプローチは同じなので、信憑性の高いエビデンスではないかと考えています。

なので久々にロングいくぞ!」って時に付ける感じですね。

-GEAR, HONDA CRF250L, Kawasaki ZX-12R, ツーリング