848EVO 前後メンテナンススタンドの導入 2019.09

2020/06/19

前回のサーキット走行前にタイヤをDIABLO SUPERCORSA V2 SC1・2に履き替えて出走。
“溝付き最強レース用タイヤ”と謳っているのでドライグリップオンリーでウェット性能は度外視のようだ。
しかも現地はウェットで低温化での走行。 転倒せぬように慎重に走行したおかげでズルっと滑ることは無かったが同行頂いた店主と知人はタイヤウォーマーを装着して万全の態勢。
今後はタイヤウォーマーが必要との判断に至る。
しかしメンテナンススタンドを新調すると6万円ほどかかるので、各所相談に伺いスタンドを揃えることに・・・

フロントスタンドの導入

知人に相談したところ、有り難いことにスタンドをわけていただけるとのことで、岡国帰りに引き取りに伺う。
ステアリングヘッドベース(ステム)の穴に挿入するタイプのスタンド(一般的?)でφ19用のボス?がついていた。
あとは848EVO用にボスを製作すれば使えるはずだと・・・
Fスタンドはこの度頂戴したステアリングヘッドベースの穴に挿入してスタンドさせるのを想像していたのだが、MJに「三又下に穴空いてるか?」と再度確認される。
そういや2年ほど前にTMさんでFフォークのOHをお願いした時にステアリングヘッドベースの穴に挿すタイプのスタンドを使用していた記憶がある。
現車を確認するとやはり穴が空いていたので安堵した。

あとあと調べてみたら916系・999・1098・1198は穴が空いていない。
しかし749R・848・848EVOは空いているようだ。
モデルイヤー・車種別で付いてる付いていないがあるのはなんなんだ?
なので、穴なし車輛はフォーク下の穴、もしくはラジアルマウントの支柱?にかけるタイプのスタンドを使う必要がある。
しかし848EVOはFフォーク下の穴を利用したスタンドは推奨しないとのこと。
この手のスタンドではフォークが外せないことになる。しないけどw

フロントスタンドのボスの製作

スタンド入手後早速ボスの製作にとりかかる。材料は丸棒から切り出して製作。
848EVOの穴径は、下からノギスでざっくり測るとφ26程度だったので、φ25マイナス公差のボスを製作・・・といっても私は旋盤が使えないのでいつもの後輩君に依頼(丸投げw)
「ええかげん旋盤の使い方を覚えてくださいよぉ」と言われちょっとだけ教えてもらいながら1時間もかからずにボス完成。

早速フィッティング・・・ちょっとごそごそやんw
下穴の測定ミスとしか言いようがない。 感覚的にφ26~φ27くらいのボス径でもよかった気がする。
ボアゲージでキッチリ測定すればよかったw
でもそのままスタンドを立ててみる。L字のスタンドはどこかにストッパーがあって立てるもんと思い込んでいたのだがフォーク下に突っ込んだボスで自立させていることに気が付く。知らなんだ。。。
だからローカーボンのバッタもんボスがひん曲がって壊れるのかと納得。
材質としてアルミ製もあるがおそらく材質が7000番台と固く、今回使用した鋼材はハイス鋼(45Cくらい)なので焼入れまでしなくてももつだろうと安易な考え。
堂々完成、早速フロントを上げてみる・・・フロントだけでもなんかかっこいいw

リアスタンドの導入

ここで障害となるのが片持ちスイングアームであること。
ホイールシャフトに刺してスタンドさせるのだが両持ちスイングアームみたいな汎用性が無くほぼ車種専用っぽい。
今まで手を出さなかったのは潰しが効かなかったからでしかも高価だったから。
848EVOは1098とは異なるシャフト形状をしておりHYM(ハイパーモタード)とか916系のシャフト径と同等らしく、それがいったい何ミリかが解らない。
店主に相談してたら「996に同梱のメンテナンススタンドが適合しますよ」との話だったのでそれを安価でお譲り頂くことに成功。早速取付けをしたのだが、シャフトが刺さらない(-_-;
スリーブを外したら段違いなシャフトになってようやく刺さる。
なんかよく解らないが使えたので良しとした。
ショートタイプなので上げ降ろしに少々力がいるが私の場合は全く問題ない。
スタンドにハンドルを溶接したら使い勝手が良いが、純正のまま運用しようとそのままに。

スタンド問題は知恵と努力とコネで1/10以下の費用で揃えることに成功した。 順調順調w

-DUCATI 848EVO, サーキット