樹脂外装メンテナンス ヌリコム & ホールゼロ
2021/01/24
冬眠中に樹脂外装及びカーボンサイレンサーのメンテナンスを実施。
樹脂外装の補修
バイクやGIVI箱は樹脂むき出しのパーツが多く、経年劣化で白ボケしてきます。
いままでは親父直伝の30年以上前のアーマオールを使っていましたが、さほど黒さは復活しないので新兵器を導入しました。
Vipro's(ヴィプロス) Nuricom(ヌリコム) 50ml VS-786
【樹脂用色調回復コーティング剤】
母材に塗り込み浸透させて色調を復活させる液剤です。
そのふざけたネーミングの色調回復コーティング剤の性能とやらを・・・・・・
というわけでウエスに染みこませます。
粘度の高い無色透明の液体でぬりぬりしていくと黒さが回復してきました。
前後写真をみると一目瞭然、
施工前
施工後
新品に近い風合いになりました。
数日間寝かせても変化はありません。
現段階で耐久性は測り知れませんが、費用対効果は抜群だと思います。
写真撮影の際に注意書きを見たら
【使用方法】付属のスポンジに適量を含ませて塗布してください。
そんなスポンジどこにもないやろ!とNuricom箱の下部をみると立方体のスポンジがありました(;´Д`)
緩衝材かと思ってましたwスポンジを使用するとコーティングが楽になりますw
付属のスポンジで樹脂パネルのコーティングを行い、再度テールガードサーマルプロテクションを2回目コーティングしておきました。
その他にも
・サイドカウルのインナーの三角?左:施工前 右:施工後
・サイドカバー?
左:施工後 右:施工前
・アッパーカウル下のカバー
・シングルシートカバーゴム部分
・フロントエアーインテークパイプ
・ボディパネル
・ミラーボディ
と樹脂素地のパーツのほとんどにコーティングを施しました。
処理は凄く簡単で誰でもすぐにできます!
※nuricom塗布後の表面は凄く滑るのでシートやタンクパッド類への塗布は推奨しません。
1回の塗布量は少なめなので50mlでも十分な容量と考えます。
(スクーター8台分とどこかに記述ありました。)
Nuricomはアーマオールのように硬化しないようなのでずっとつるっとしています。
本当に滑るので塗り分けは十分考慮ください。
テルミニョーニカーボンサイレンサーのメンテナンス
といっても表面をきれいにするだけなので、とあるコート剤を試してみました。
HOLE ZERO(ホールゼロ) 浸透性耐久コート剤
なにかの宣伝で見つけたこの商品、良い事ばっかり書いていましたので人柱として導入、効果のほどを検証しました。
・商品説明
浸透性耐久コート剤 ホールゼロ 身近にある物が肉眼で平らに見えても、その表面にはミクロの凹凸が存在します。
ホールゼロは肉眼では見ることが出来ない素材の微細孔に深く浸透し、表面を封孔します。
硬化後の仕上がり面は平滑で、強い透明な保護皮膜を形成します。
樹脂素材やメッキパーツのつや出し、耐久性の向上、撥水、防錆等を目的とし、車、バイク用品だけでなく自転車やラジコン、日用品にまで幅広くご使用いただけます。
ホンマかいな?と思いながらサイレンサーの汚れを落としてから塗ります。
まず、容量少なっ!! ヘルメットのシールド可動部用のオイル容器ほどの小ささです!
それを付属のスポンジに少量しみこませて薄く延ばしながら塗布します。
少々粘度高めの液体で、イメージは木工用のニスっぽい感じ。
これで1,885円かぁ(;´Д`)
施工は一か所を何回も往復して塗りこむと くすんでくるので注意が必要です。
なのでサッと塗って塗りムラなく光沢が出たらOKかと。
全体にコートできたら24h以上は乾燥させたほうが良いそうです。
冬場屋内保管状態で1日経過しましたが若干ベタツキが残っており表面が乾燥硬化していないように思います。
確かに厚めに塗れてしまうのでしばらく放置したほうが良いですね。
施工後は光沢が出ます! ←ヌリコムほどではありません。施工前
施工後
テルミサイレンサーは表面の凹凸が凄いので平滑にはなりませんw
塗りムラでくすみを作らなければ良い商品でしょう。
なので施工に技量がちょっとだけいるように思います。
※専用スポンジは一度使用して数日置くと塗布面に染みこませた液体が硬化するので再使用不可です。
だからスポンジが3本ついていたんですね。
用途によりスポンジを切って施工回数を稼ぐのもいいかもしれません。
リアカーボンフェンダーはクリア塗装されており、最初から滑らかな表面性状だったので、ホールゼロを使用して塗布面がガタガタになったら嫌なので断念しました。
誰でも簡単施工!とはいかないまでも他のコート剤とは異なり光沢度合いが長持ちしそうです。