1098S フェンダーレスキットの取付け及びテールブラケットボルトの破壊と改修

2021/09/16

外装関連の補修に見切りをつけてサイレンサーのメンテナンスができたので、テール周りを組んでいきます。
あと数日で2月になりロールアウトまで時間が無いので組めるところから組んでいきます。

MOTO CRAZYフェンダーレスキットの取付け

1098S純正のフェンダー・ウインカー・ナンバーホルダーですが劣化及び腐食が酷いのに付け加えてウインカーもボッキリと折れているので、バイクショップ店主オススメのデビルウインカー(クリアレンズ)に変更します。

デビルウインカー?デビルブリンカー?どっちでもいいですけどw

純正ウインカーの約半値で購入でき、シンプルなデザインで小型軽量、そしてハロゲン仕様なのでハイフラにはなりません。
ただし接続部が汎用の丸ギボシなので純正ウインカー専用コネクターを切り取って移植します。

専用コネクターへの結線はハロゲンにつき極性なしなのでどちらでも可。
ただし、線同士の接続にスリーブを使う場合は結線位置をずらして接続したほうがフェンダーレスキット内に配線を収納する際に少しだけ楽です。
デビルブリンカーの向きは水平に位置させますが、後ろから見るとちょっとだけナンバープレートホルダーに被ります。
ただ後方からの視認性にそれほど影響はないかと思います。

※このタイミングで破壊活動

ウインカーをセッティングできたあとはいよいよフェンダーレスキットの取付けです。
サイレンサーのマウントも兼ねているホルダーはすでに取付け済みでそこにフェンダーレスの支柱を取り付けます。
難なく取付けできたので最後にホルダーのナットを増し締めを行いました。
すでに取付け済みのホルダーで増し締めする必要がないと解っていたのに、それを忘れて更にバカトルクをかけます!

結果は推して知るべし、ボルト軸力が降伏点を超えトルクが抜けてニュルっとなってプチっと6mmボルトをねじ切ってしまいました!

また破壊です(;´Д`)

今回破壊したのは写真の部品
[ 82714311A ] BRACKET,SILENCER です。

とりあえずWebike!で見積りしたらすぐに回答がきて1,265円/個でした。
もう片方もトルクの抜けを感じたので降伏点を超えて破断寸前ではないかと考えられ2個発注となると2,530円となります。
価格的には大したことはないんですが、納期がひっかかります。

“通常3週間”・・・微妙です(;´Д`)

その辺をMJ氏に相談したら「汎用品でなんとかなんのか?」と気づきを与えてくれたので再検討したら打開策が見つかりました。

サイレンサーブラケットの改修

サイレンサーブラケットはt=1.5の板にフランジ付きボルトがスポット溶接で止まっているだけなので、ボルト部を落としてフランジ部にタップを立ててねじ山を作りキャップボルトを入れたら完成するのではないかと・・・
採寸して適当に図面のようなマンガを描いみると構想上ですが簡単施工に思え、図面を描くほどでもなかったかもしれませんw
翌日加工開始です。

ボール盤でフランジ部にM6の下穴φ5mmの下穴を空けてボルトを落とします。
M6 P=1.0のタップを立ててネジ山を形成←後輩君が助っ人で来てやってくれましたw

ネジ山形成後その辺に転がっているM6×30のボルトを締めこんだらボルト長さが標準の-0.5mmくらいでほぼ同等の仕上がりとなりました。少しプレートが歪んでいますが後に修正を・・・

しかし、フランジ部から6mmほどキャップボルトが出っ張っているのがカウルに干渉するか心配でしたが、全く問題ありませんでした。これなら全部焼入れボルト化しても良さげですね。
今度別の箇所でも破断したら全てキャップボルト化してやります。

これでフェンダーレスキット・テールカウルの取付けの完了です。

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