1098S リアブレーキのエア抜きとフロントブレーキパッド交換
2023/03/16
クラッチレリーズのフルード交換(エア抜き)のついでにリアブレーキもやってしまいます。
またまたついでに出し渋っていた新品パッドへの換装もやってしまいます。
リアブレーキキャリパーのフルード交換
クラッチのエア抜きついでに、そういえば昨年フェードを起こしたリアブレーキのフルードを交換します。
たしか2年前の名変整備でDOT4を入れたのですが真夏の酷道の下りで多用し過ぎたら簡単に沸いたのでDOT5.1に入替えです。
使用するフルードは毎度おなじみ?
CCI ブレーキフルード ゴールデンクルーザー 0.5L DOT5.1 211850(¥2,878)
リアブレーキフルード交換作業
① リアブレーキマスタータンクのフタを開放
ふたを開けて念のため周りにウエスを巻くなどして養生する方が良いでしょう。
② bremboカニキャリパーのブリーダーのキャップを外して11mmのコンビレンチを差し込んで排出口からフルードエア抜きセットのホースをさしこみます。
※ブリーダーボルトのゴムキャップは外してからメガネレンチを差し込むことが肝要です。
③ リアブレーキペダルを3回ほど踏んでホールド状態でブリーダーボルトを緩めフルードを排出してボルトを締めてブレーキペダルを離す。
フルードを補充しながら上記を数回繰り返して古いフルードを抜き切ります。
これでフェードを起こさなければよいのですが・・・・
よく考えたらリアブレーキのマスタータンクもS15サイズっぽいので交換すればよかったと後悔しています(;´Д`)
フロントのブレーキパッドの交換
メタリカはディスク攻撃性が強そうだし
bremboレーシングは2倍のお値段(;´Д`)
なので安定した制動とディスク攻撃性が低めのZCOOタイプCをチョイスです。
というかストックしてただけなんですけどw
今回交換するブレーキパッドは前回同様
ZCOOブレーキパッド タイプC ZRM-B005C(¥7,580×2セット←当時)
どうもTYPE-Cが廃盤のようでZRM-B005(STD)が少し安価で売られています。
効きはレビューを参照したら”効き自体は遜色はない”ようですが、真意の程は自身で確かめるしかないのかと。。。
しかしながらTYPE-Cよりお求めやすく性能は同等なんてどうも合点がいきません。
フロントブレーキパッドの交換
① フロントブレーキマスタータンクのフタを開放
ピストンを戻したとき油量が増えてオーバーフローするのを防止するためです。
(タンク周りにウエスを巻く)
② キャリパーボルトを外す。
8mm HEXで緩めます。
③ キャリパーを外す。
ディスクにキャリパーピストンを押し付けるイメージでパッド間を広げてキャリパーを抜きます。 φ320だから取り外しは比較的楽です。
(前回PADが摩耗している状態でフルードを入れたのでピストンを広げたときにフルードが溢れやすくなるので注意が必要←AG向け注意喚起w)
④ キャリパーピストンを広げる。
Brembo M4キャリパーのピストン間を手で広げます。
(装着しているパッドを捨てる場合はパッド間にマイナスドライバーを突っ込んでこじて広げるのもアリです。)
両手作業なので写真なし(;´Д`A ```
②~④をキャリパー片方ずつ進めます。
PADの比較
旧 新
あれ?スリット増えてませんか?
・赤枠部の内容
バックプレート・磨材共に厚みの変更を行いました。
(総厚みの変更はなし)
スリッドの変更を行いました。【変更前2本⇒変更後4本】
だそうですよw
新 旧
旧
新
・考察
目視でもわかるくらい明らかにバックプレートが厚くなってます。
単純に厚み増+重量増までしているところから強度不足で反ったりとネガティブな要因に対する改良の跡が伺え、さらにバックプレートの体積増による熱変形の影響を考慮してスリットを増やしたとも考えられます。
仕様変更してから早段階で廃盤ってのは理由はわかりませんがいったい何があったのでしょうか?
総厚が同じということはパッド薄くなってるやん!
なんか損した気分です(;´Д`A ```
でも旧PADの残量からしてまだ使えるほど残っています。
たしか848EVOの時から使っているのでおおよそ1.5万kmで4年以上は使っているはずなんですが、AGはブレーキをあまり使わないのかな?なんて思ったり・・・。
⑤ キャリパー清掃
ブレーキパッドとパッドスプリングを外してM4モノブロックキャリパーをパーツクリーナーで清掃
(今回はピストンをストロークさせて清掃はしませんでした。)
⑥ パッドのグリスアップと取付け
ブレーキパッドの背面(ピストンが当たり面)と摺動部にパッドグリスを塗布
その後キャリパーに装着
今回はPADの面取りを省略。
⑦ キャリパーをマウント
キャリパーを装着しキャリパーボルトをある程度締めこみます。
(エア抜きの際にディスクのセンターにキャリパーを位置させるためあえて最後まで締めこまない)
ブレーキをカチカチとかけて気持ちキャリパーのセンターを出した気分になってからトルクレンチを用いて43Nmで締めこんでPADの交換は完了です。
フロントブレーキフルードの交換(エア抜き)
① ブレーキマスターのエア抜き準備
フロントブレーキマスターのブリーダーキャップを外して11mmのメガネレンチを差し込み排出口からフルードエア抜きセットのホースをさしこみます。
※ブリーダーボルトのゴムキャップは外してからメガネレンチを差し込むことが肝要です。
② ブレーキマスターのエア抜き作業
ブレーキレバーを3回ほど握りホールド状態でブリーダーボルトを緩めフルードを排出してボルトを締めてブレーキレバーを離す。
フルードを補充しながら上記を数回繰り返して古いフルードを抜きます。
③ キャリパーのエア抜き準備
右キャリパーブリーダーキャップを外して8mmのメガネレンチを差し込み排出口からフルードエア抜きセットのホースをさしこみます。
※ブリーダーボルトのゴムキャップは外してからメガネレンチを差し込むことが肝要です。
④ キャリパーのエア抜き作業
ブレーキレバーを3回ほど握りホールド状態でブリーダーボルトを緩めフルードを排出してボルトを締めてブレーキレバーを離す。
フルードを補充しながら上記を数回繰り返して古いフルードを抜きます。
写真は割愛しました。クラッチと同じですので・・・
右が終わったら左もやります。
最後にブリーダーボルトをトルクレンチを用いて10Nmで締めて完了です。
そろそろ仕上げに入りますか?
あれっ?