ZX-12R TOKICO 6POTキャリパー オーバーホール 装着

2023/12/14

やっとのことでOHが完了したTOKICO 6POTキャリパーをZX-12Rに装着してみます。

キャリパーサポートにキャリパーを固定し取付けボルト2か所を規定の34N・mで締付け

メッシュホースにバンジョーボルトをクラッシュワッシャでサンドイッチしてから
規定の25Nmでバンジョーボルトを締付けます。

・クラッシュワッシャー ESP302 SWAGE LINE クラッシュワッシャー ESP302(t=1.0mm 内径10mm)


グッ、グッ、グ、グ、グ、グニャ!?

デストロイっ!!(;'∀')/

穴が穴がぁぁっズレて。。。ぁ!
規定トルクに達する前にトルクが抜けてバンジョーボルトが折れました。・゜・(ノД`)・゜・。

なんでや!?

よくよく考えたら本機に装着しているメッシュホースとバンジョーボルトは社外品でバンジョーボルトはアルミ製なので、なるべくしてなった模様。
おそらく純正バンジョーボルトはステンレスなので同じトルクなわけがないwww


AG!アルミバンジョーボルトのトルクなどは、ステンレスより低トルクだということが何故分からんのだ!!
と自身に問いかけてみる。。。。

開始15分で作業終了、ショップに買いに走りますΞ(;゚Д゚)。

NAPSにてステンレスバンジョーボルトを探しましたが10mm×首下長さ23mmのピッチ1.25mmの物がなく
NAPSオリジナルアルミバンジョーボルト+ワッシャ2枚付きを550円/個を2セット買いました。(左右で色違いもアリかなとも思いましたが同色で)

 

翌日作業を再開。

ZX-12Rよ、私は帰ってきたwwwキャリパーOH成就のために!

さてトルク何N・mなの?ってことで調べたらメーカーによって違う見解でしたが、本機はスウェッジラインなので推奨の12N・mにて締付けて完成となりました。


取付が終わったところで全ての個所のボルトを再点検してブレーキフルードを入れて

右キャリパーにホースを接続し

シリンジでエアーを吸い上げ
左も同様に

マスタータンクもシリンジで吸い上げ

粗方エアーが抜けてからマスター→右キャリパー→左キャリパーの順番でシリンジでエアーを吸い上げてからオイルを2巡ほどさせて一連のキャリパーOHは完了しました。

フルードがちょうどなくなりました(´Д`;)

ブリーダーボルトを既定の8N・m
左右締付けて完了です。

ちょっと回してみます。

↑まだ引き摺り感はありますがかなり改善されました。
前がこれでしたからね(;´Д`)↓

帰路ブレーキタッチを試しましたがさすがメタリカ!
カッチカチAG好みの仕上がりとなりました。
新品以上のパフォーマンス?でやった甲斐がありました。

後に解る話ですがまだ問題があるんですよ(;´Д`A ```

というわけで

今回必要に迫られて実施したOHではありますが、予想以上の朽ち果て具合に苦戦を強いられました。
なのでAGから言えることは
年代物の6POTキャリパーをOHするくらいならbrembo 対向4POTに更新すべきだと。

それくらい手間暇かかるんです・・・

車のプロに言わせたら「趣味の領域」なんだそうです。
手間ばかりかかるのでASSY交換が望ましいですよね。

全て自己満足ですから( ノД`)シクシク…


 ↓今回使用したGEARたち↓
・SWAGE LINE クラッシュワッシャー ESP302 550円
・METALLICO spec3 ブレーキパッド 7258 × 2 15,208円
・ピストンシール類 2キャリパー分 13,500円
・naps アルミバンジョーボルト×2 1,100円
・油脂類(ラバーグリス・DOT5.1フルード)
・ツール(キャリパーピストンツール・ブレーキキャリパーほじほじ君・シリンジ・ブレーキエア抜きセット)

油脂類・ツール抜きで

30,358円かかりました。

コストかかるよね~( ノД`)シクシク…

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