1098S ISA スプロケットの交換(ギア比変更)
2021/10/06
車両入替準備も整ってバイクショップに移動しスプロケットの交換です。
以下AGごときが語るには “ 釈迦に説法 “ ですので軽く読み流してください。
ギア比を考察
1098・848EVO共に、ギア比に関してエンジン回転数がREVに達するまで少々時間を要するいわゆるワイドレンジ = 最高速重視型なのです。
1098S純正チェーンとスプロケット
・チェーン : 525ピッチ 98L(リンク)
・スプロケット F : 15T R : 38T
・2次減速比 : 2.533
街乗りやツーリングにのみ使用する場合はシフトチェンジの回数が少なく済むので問題ないですが、サーキット走行など1速1速の加速の鋭さが要求される場合は、エンジン出力を上げるよりスプロケットの交換の方がお手軽で調整幅が大きいのです。
その他サーキットのストレートエンドでちょうどフケあがるように調整したい場合にも有効です。
レース活動をされている方も「ファイナルを合わせる」ことを推奨している故。
フロントスプロケットをショート化したら、シフトチェンジの間隔が狭まり少し忙しくはなりますが、その代わりに加速に鋭さが増す、加速重視型となります。
REVまでの時間が短縮されるわけですから当然最高速は落ちてしまいます。
しかしながらサーキットは最高速チャレンジをする場所ではないので問題はないと思います。
ちなみにギア比は変化しますが速度表示には影響は無いようです。
(ギア以前で読み取りだったと・・・)
そもそもDUCATIは+5%ハッピーなメーターですので正確に測定する場合はGPS計測ですよね。
1098Sのフロントスプロケットを14T化すると
ショートレンジ = 加速重視型となります。
1098S純正チェーンとスプロケット
・チェーン : 525ピッチ 98L(リンク)
・スプロケット F : 14T R : 38T
・2次減速比 : 2.714
またスプロケット単体のコストもフロントなら7,000円程度と安価でパフォーマンス向上が体感できるパーツであると認識しています。
ちなみに848EVOはというと
848EVO純正チェーンとスプロケット
・チェーン : 525ピッチ 98L(リンク)
・スプロケット F : 15T R : 39T
・2次減速比 : 2.600
AGの848EVOはFスプロケットのみ14T化していたので
・スプロケット F : 14T R : 39T
・2次減速比 : 2.785
としていました。
848EVOの岡山国際サーキットセッティング(非公式情報)
・スプロケット F : 15T → 14T R : 39T→ 38T
2次減速比 : 2.714
の設定だったと記憶しています。
ワイド → ショート 並べてみると
① 1098S純正
2次減速比 : 2.533
② 848EVO純正
2次減速比 : 2.600
③ 1098S F:14T化
④ 848EVO F:14T R:38T 岡国セット
2次減速比 : 2.714
⑤ AGの848EVO F:14T化
2次減速比 : 2.785
そう思えばAGの848EVOの2次減速比2.785は岡国セッティング(2.714)よりショートだったんですねw
848EVOにおいて2次減速比 2.600 → 2.785 0.185差ですがAG的には激変でした!
1098S 14T化と 848EVO岡国セットが偶然同じでよかったです。
というわけで1098Sに採用するスプロケットは14Tとなり848EVOにて導入した丁数と同様ですが今回装着したスプロケットはX.A.MではなくISAの14T(525用)になりました。写真は取り外したのが入ってますw
ISA採用の動機は納期の加減だそうで特に差異はないみたいです。
ISA 01645 DD-2 525 14T(鉄)
取付けはバイク屋さんにお任せです。
入店してから目の前でサクサクっと交換作業が進んでいますが、ボルトの締め方にコツがいるなどAGには無理なので丸投げで正解なのです。
今回は交換後のナットの締め付けトルクが高いのでちょっとだけ手伝いましたw
いつもお世話になっているバイクショップさんですが作業の様子をかぶりつきで見せてくれますし無理のない範囲で説明までしてくれます。
店舗が狭いってのもあるんですけどw、AGはこの店とスタイルが好きです。
なので、バイクをサービスに預けて作業中はショールームでコーヒーでも飲みながら営業と談笑して作業が完了したらシュッと乗って帰るスタイルの方はこの店には向いていません(;´Д`)
言い忘れていました。↓
ギア比が変わるのでシフトインジケーターの再設定が必要です。
そして整備が完了し いよいよ 「roll out」 です。