1098S デグナー走行会 in 岡山国際サーキット 2022.8

2022/11/13

2020年9月の岡国Power Ride以来おおよそ2年ぶりとなる岡山国際サーキットでの走行会。
1098Sでは初出走となり、また真夏の走行も初めてとなります。
時は8月15日快晴、灼熱地獄でした。

Degner ライディングフェスタ

今回はデグナーのライディングフェスタにさせてもらいました。
15分×4本で22,000円。 最近は2万円台が走行会の相場です。
ピレリのFUNTRACKDAYならさらにビュッフェ形式の昼食がついてくるのですが・・・(今年は岡国での開催はナシ)

結果を先にいうと

848EVOでのBESTタイムを上回ることは叶いませんでした(;´Д`)
機器トラブルの影響ありと先に言い訳をしておきますw

 

ゲート前

8:00受付け→9:00ブリーフィング→10:00出走~
と時間に余裕がないので6:30の開場前に到着しましたが・・・・ゲート前はすでに長蛇の列です。

レースウイークなのか?

AGは反対車線の右折レーンに並んだところ、向こう側の車寄せ?に前のりのバイクショップ店主の車両が停まっており、おそらく寝ていますw
電話して起きてもらってから、右折入場はマズいようなので車列の最後尾に並び直しました。
そして6:30に開場し30分程度でようやく入場できました。

パドック前

どこに駐車しようかと探しましたがパドック前は満車でどこにも停める場所はありません(;´Д`)
というわけで端っこのトイレ横に陣取ることにしました。発電機を持ってきて正解でした。

元気なうちにお仲間の写真撮影を・・・


デグナーライディングフェスタは5月・8月・10月に開催される有名なイベントで主催者側の話では本日は250台エントリーで少な目だったそうです。
見た目ですが走行会にしてはトランポ率8割以上とかなり高めで参加者の本気度が伺えます。
ちなみに受け付け開始前にパドック内はバイクですし詰め状態でした。

早速バイクを降ろしてレーシングスタンドで立ててタイヤウォーマーを巻いて発電機をセット・・・すでに汗だくです(;´Д`A ```

意外にすんなり段取りできましたが発電機を使うのは初めてだったりします。

本日はモノアイ仕様です。

ヘッドライトレンズを黒ガムテープで覆ってからφ60のピンクシールをお好みの位置に貼り付けます。プロジェクターレンズ位置より若干内側にずらすのがAGのトレンドですw1098系のモノアイ化は凄くマッチしていてジオンのMA(モビルアーマー)感があると思っています。

例えるならば
グラブロでしょうかw

仲間内では好評なのですが・・・。

1098系乗りでもおそらくAGしかやっていないと思われ、わかる人にはわかるおしゃれだと認識しています。

タイヤ

MICHELIN Power Cup2

10年以上ぶりのミシュランタイヤ さてどんな感じでしょうか?

冷間空気圧 F:1.8 R:1.5からタイヤウォーマーを巻く
温間空気圧 F:2.0 R:1.9がねらい目(走行後)

(スパコルSCと同じような設定値ですがこれでいけるでしょ)

今回の変更点

AGの体重

前回より10kg近く増量でライダーもMA(モビルアーマー)感がさらにUP
ぶっつけ本番でしたがレーシングスーツは着れましたw

ブーツ

以前まではDAINESEでしたが alpinestars SUPERTECH-R を導入です。事前検証でも足の動きはよくなっています。

付帯設備

サイドスタンドアシストツール

DUCATIのサイドスタンドはアルミ?の丸棒のみでひっかけがないので上げ降ろしするのに少しコツが必要です。

ライディングシューズであれば問題ありませんがこの度更新したブーツではスルッと滑ってしまいノールックではスタンドを降ろすことが出来ません。

MOTO CRAZY製のサイドスタンドアシストツールではなくあちゃら製のしかもPanigale用のものを無理やりつけました。

猛暑の中無意識にスタンド操作をおこなえたのでよしとしましょう。

アクションカメラ

4K撮影ができるアクションカメラを導入です。

発電機&コードリール

ホンダ EU16i発電機出力1.6kVA 容量3.6Lで8.1h連続運転可能
15万円程もする代物をちょっと拝借。(ほぼ私物化?)

 

クラス分け

デグナー走行会はタイムでクラス分けされており

・初級 ・中級1 ・中級2 ・上級 ・マイスター

の5クラス構成なのでクラス内での力量差がある程度は均衡が保たれていると思います。

AG自身が速いと自負していませんがマイスターは新コースで2分以内、旧コースで1分55秒以内が基準でそれより速いタイムを出した実績があるので最上位のマイスタークラスにエントリーしてしまいました。

では汗だくのまま出走です(;´Д`A ```

出走1本目

受付終了後パドック前の日向で長~いブリーフィングが終了し、パツパツのレーシングスーツを身にまとい、年代物の磁気計測式のラップショット2をセットし息つく暇もなく出走です。

コースインは前回2020年とは少しルールが変わって2輪はピットロードからMCシケインまで右ベタ走行でシケイン途中からコースインするようになっていました。

久々の走行に加え尋常ではない暑さ、前回を凌ぐパフォーマンスができるはずがありませんι(´Д`υ)アツィー
苦手なMCシケインですがどうやって攻略するかも定まっていません。

848EVOで旧コース1分52秒新コースで1分59秒で7秒落ち、平均的には5秒落ちほどなのでAGはいかにMCシケインが苦手かがわかります。

終始ヘルメット内で汗だくになりながら異常な速度レンジに恐怖を感じながらの走行。初回走行は 2分3秒と激遅タイムを叩き出しました(´Д`;)

まずは慣れることに専念して感触を試しながらの走行でしたが848EVOのベストタイム(1分59秒)に遠く及びません。

このままではマイスタークラスに虚偽申告したと言われてしまいそうですw
現に気持ちよく抜かれまくってましたから・・・ 抜かれ上手か?

結果この枠で早速転倒車が発生、初回でタイヤが温まっていなかったのでしょうか。
他のクラスでも転倒車が出ていました・・・。

走行後は2本目までそれほど時間がなかったので、ツナギを着たまま待機です(;´Д`A ```

バイクにタイヤウォーマーを巻く前に空気圧を測定

F2.0 R:1.85と概ねねらい値通り。

タイヤの使用感というか摩耗度合いも申し分ない様子。

AGはかなり鈍感でタイヤの空気圧の良し悪しを感じにくいのですが、滑ることもなく違和感なく走行できたということは問題がなかったと判断してよいでしょうw

外気温MAX36℃×皮ツナギでトラックを必死で走り水分を消費したので水分を補給しまくります。
事前に購入した冷凍500ccペットのお茶が冷たくて旨かったことを記憶しています。

すでに1L以上を消費(;´Д`A ```

 

2本目

あっという間に出走時刻、気温がどんどん上昇していきます(;´Д`A ```

相変わらずMCシケインのさばきが上手くいかずライン取りもバラつきアリで、今度はブレーキレバーが熱で深くなりすぎて握りこまないと停まりません。

しかし自身でOHしたキャリパーはちゃんと制動してくれています。

ちょいちょいパスされつつもバックストレートやホームストレートエンドで刺せそうな車両が居ましたが無茶せず走行。

自身も問題もあると思いますが暑さで身体が思うように動きません。

ふと走行中に気がついたのですがラップショットがちゃんとタイムを刻んでくれていません(´Д`;)
3周ほど計測できた中でのベストが2分2秒と少し良くなったみたいです。

後で確認したらセンサーの位置が高いことより反応していなかったようです。

センサー取付位置は848EVOとまったく同じで、左アンダーカウルのスタンド側の取付穴にセンサーステーを共締めなのですが反応しなくなった理由として848EVOと1098Sはカタログ値から車高が違うことが要因ではないかというもの。
さらにリアのプリロードを全抜きから15mmほど締めたことによる車高UPも影響していると推測されます。

バイクショップ店主に微調整をしてもらいますが調整限界が来てしまい思うように下がりませんでした。お手間取らせてすみません。

左側はオイルでキトキトになるので右側マウントを勧められました(;´Д`)

この枠でも転倒車がでてオイル旗もでていました。
AGよりも格段に速くて技量が高い方だと思うのになぜでしょうか。

3本目までに昼休憩が入っていたのでツナギを脱いで水分を補給しまくりです。
でもパドック外のトイレ横、タープも持ってきていないので日向で休憩です。

今思えば車でエアコンつけて涼んでたらよかったと反省しています(;´Д`)
買い置きしていたおにぎりを食べながら凍ったペットボトルにお茶を注ぎ事前に購入した2.5Lすべてを消費してしまいました(;´Д`)

真夏のサーキット走行をなめていました。

まったくの想定外です。

サーキット内の自販機では凍ったペットは売っていないので都度自販機で普通に冷たいお茶を買って一気飲みを繰り返し、最終的に約6Lは飲んだでしょうか。

暑すぎて何本飲んだかも記憶していません。
走行後に身体が欲するままがぶ飲みです。
そういえば夕方まで一度もトイレに行きませんでした。

3本目

あまりの暑さで皮ツナギを着るのを躊躇しましたがここでやめたらもったいない!
ブレーキレバーを最遠にして出走。

996SPSに乗り換えたショップ店主に食らいつくもじりじりと離され1周回るころにはまったく追い付けないところまで離されてしまいました。

ブレーキはというと握りこみのストロークは増えていますが効きは上々で集中力さえ切らさなければオーバーランすることもなくコーナーに侵入できています。

バンク角もそこそこでステップへの足の乗せ方がマズいのもありますがブーツセンサー(スライダー)をゴリゴリと擦ることがしばしば・・・ ブーツセンサーは初期型とは違いアルミ製ということが判明しました。

走行後すぐにタイヤウォーマーを巻いてから立ち上がった瞬間に目まいで目の前が真っ暗になり倒れそうになりましたがとにかく水分補給とクールダウンをして4本目走行まで判断。

これ後で聞きましたが熱中症寸前ってやつでした。
OS-1は必須みたいです(;´Д`A ```
飲むと頭痛とかがすぅーっとなくなるんだそうです。
さらにマズイOS-1がやたらとうまく感じるとか・・・
旨く感じてるということは熱中症って証拠らしいです。

ずっとそうでしたが、車の荷台に座り込んで下を向くと汗が滴り止まらない状況。

あまりの暑さで水分と体力がどんどん奪われてモータースポーツをエンジョイするはずが何かの罰ゲームかと思うほど極限状態に追い込まれているようで40代後半のオッサンには苦行でしかありません。

 

4本目

出走できなくはないレベルまで体調が回復したので気合いを入れて挑みます。

最終枠なので今までの走りを振り返りながら丁寧に走行し、限界を超えそうだと自覚した時点で途中離脱する方向で出走。

休憩中に取った水分が滝汗となりでていきます。
なぜだか鼻水まで出てきてヘルメット内は凄いことに・・・

とにかく集中力を切らさずに丁寧に走ることに努めました。
気がつけばチェッカーが振られマイスタークラスの走行は終了しました。

今思えば848EVOよりも曲がりにくいような気がして思うようなラインをトレースできていません。


足回りがSHOWA → OHLINSに変わったからか? もしくは気合が足りないか。

ただ反省点も多く、以前と比較して
コーナー侵入前の減速がかなり早い(アクセルオフの空想距離が長い)
コーナー出口のライン取りやアクセル開度に躊躇があり、タイヤのグリップは十分なのに開けきれていない状態でその証拠にバックストレートでの最高速度が848EVOの240km/hから232km/hと下回っていました。
タイムの短縮はコーナースピードを上げるよりストレートのスピードをいかに上げるかだと思います。
その他、加速時のシフトタイミングを逃してレブリミットまで回してしまうミスを連発し、その積み重ねがタイムに反映されたと考えます。

最後にラップショットを確認しましたがすべて計測されておらずタイムは3本目のタイムがベストということになりました。

感触的には3本目の走行を上回っていたのですが・・・

結果、3本目の2分1秒126が本日のベストでした。

本日のBESTは2分1秒126と思ってたのですが、記録が前回走行のLAPTIMEであることが後に判明したことにより2分2秒が記録上のBESLAPということになります。

 

アクシデント

マイスタークラスのすべての走行が終了したのでツナギを脱ぎ捨て意識朦朧としたまま車中で涼んでいたら走行していた枠が赤旗中断となり上空からヘリが飛来してきました。

ドクターヘリです。 
重傷者が出たのでしょうか?

中級クラスでなんかあったかな?と思っていたらAGが走っていたマイスタークラスで転倒があった模様で情報は不確定ですがバックストレートエンドからヘアピンと続くのですがそのまままっすぐ激突したようです。

ブレーキトラブルでしょうか。

マイスタークラス最遅のAGが進路妨害したのか? ・・・いや違う!
ちなみに走行中にドクターヘリが飛来した場合は二次災害を防ぐために走行枠が中断されて飛び立つまで走行中止になるようで30分ほど押して再スタートとなり無事に終了しました。
ヘリ搬送されたライダーの安否はわかりませんがドクターヘリが出動するということは結構ヤバいのです。

今回参加した仲間4人とも無事生還できました。

と書かずにはいられないほど転倒が多い走行会でした。
といっても主催者は走行できる場所と機会を提供するだけなのであとは自己責任となります。

トラック内で転倒しないようにするのは自制心です。
あくまで走行会レベルなので命がけで走る必要はありません。
むしろ走行を楽しむ要素が強いはずですから。

848EVOのタイムを超えられなかった要因

① 暑さによる自身のパフォーマンスの低下

集中力が切れてコーナー手前での荷重移動の遅延などアクションが遅いと自身でも思うほど身体が思うように動かせませんでした。

② 暑さによるバイクの性能低下

848EVOよりパワーを求めて1098に乗り換えましたがストレートの加速で30ps UP分の加速をしているようには思えませんでした。
多少馬力が落ちていたとしても848EVOより落ちているわけがないので気のせいですw

③ 体重の増加と老化

これはモロにパフォーマンス低下に直結しま(;´Д`A ```

④ 旋回性能の低下

足回りが変わったこともありますがタイヤの影響としてスパコルSCと比較しグリップは同等、耐摩耗度の上昇はいいのですが、旋回性が低下したような気がしました。
思ったラインをトレースしにくいんです。

後日に現役レーサーに話をしたところ(以下要約)
コーナー進入でタイヤが潰せていないから曲がらないのであって、できないのならSUPER CORSAにした方がよいのでは? あのタイヤは勝手に潰れてくれますから。
DUNLOPもMICHELINもAGには使いこなせないタイヤということでしょうね。
そういやスパコルSCはアホほど曲がりますからね。 反省です・・・

など上げたらキリがありません。

次回も同じ走行会に参加するとしたらマイスタークラスから上級に1ランク下げて5月か10月に参加したいですね。

真夏のサーキットは二度と走りません!

オッサンは耐えられませんw

酷暑の中1日中サーキットで汗をかきまくって運動したので、こりゃ体重減ったなと測定したら1kg増えてました(;´Д`)

失った水分を上回る過剰摂取(おそらく6L強)をしていたようです(;´Д`)

アクエリアス×100%オレンジジュースとかモンスターレッドブルとかが余計だったのでしょうか。

次回からお茶とOS-1にします・・・

-Alpinestars, DAINESE ダイネーゼ, DUCATI 1098S, サーキット