Ninja ZX-12R って何?

2023/10/14

ほとんど勢いでZX-12Rの購入を決めてしまったAG

1098Sより希少種で奇行種でもあるNinja ZX-12R、そういや自身に課したD-EVO blogの定義(縛り)に反するようなしないような・・・(;´Д`A ```

AGは昔からこの車両に接する機会が多かったので粗方は知っているのですが、なにせ21年前のバイクなので自身の為にもスペック表を貼り付けておきます。

Kawasaki Ninja ZX-12R

・車輌プロフィール

1990年代を席巻した最高速ツアラー、ZZR1100(ニンジャZX-11)の直接の後継機種はZZR1200だが、2000年デビューのニンジャZX-12Rもその1台。
前年に登場したスズキGSX1300Rハヤブサは、最高速ツアラーとスーパースポーツの運動性を兼ねたアルティメット(究極の)スポーツとされたが、ニンジャZX-12Rは、そのハヤブサの前に立ちふさがるモデルであった。
フロントカウルの前面に突き出したラムエア用のダクトから吸入されたエアは、1,199cc水冷直4ユニットに178psの最高出力を与え、これはハヤブサを3ps上回るものだった。市販車として初めてアルミモノコックのフレームを採用したのもトピックだったが、あまりに過激な性格とされ、2002年のモデルチェンジでは、扱いやすさを得るためにエンジンのクランクマス20%増やインジェクション特性の変更を受けた。
ただ、ツアラーでもありスーパースポーツでもあったニンジャZX-12Rは比較的短命で、2006年型(B6F)をもって7年のモデルライフを終えた。
その後を継いだのは、ニンジャZX-14R(欧州名ZZR1400)で、サーキット最強を目指すニンジャZX-10Rに対して、ストリートでのフラッグシップ路線をとったモデルとなっていた。

・Ninja ZX-12Rのスペック情報

タイプグレード名  Ninja ZX-12R
仕向け・仕様 マレーシア?
全長 (mm) 2085
全幅 (mm)  740
全高 (mm) 1200
ホイールベース (mm) 1450
最低地上高(mm)  120
乾燥重量 (kg) 210
乗車定員(名)2
原動機種類 4ストローク
気筒数    4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 1199
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm)     83
行程(ピストンストローク)(mm) 55.4
圧縮比(:1)       12.2
最高出力(kW      128
最高出力(PS)    174
最高出力回転数(rpm) 9500
最大トルク(N・m) 130
最大トルク(kgf・m)  13.3
最大トルク回転数(rpm)7500
燃料タンク容量 (L) 19
燃料(種類) ハイオクガソリン
点火プラグ標準搭載・型式      CR9EKPA
点火プラグ必要本数・合計      4
搭載バッテリー・型式 YTX14-BS
エンジンオイル容量※全容量 (L)     3.6
エンジンオイル量(オイル交換時) (L)    2.5
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L)  2.8
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式   湿式・多板
変速機・操作方式  フットシフト
1次減速比 1.596
2次減速比 2.556
変速比    1速 2.428/2速 1.824/3速 1.440/4速 1.250/5速 1.129/6速 1.032
動力伝達方式   チェーン
スプロケット歯数・前 18
スプロケット歯数・後 46
チェーンサイズ 530
標準チェーンリンク数 116
ブレーキ形式(前)   油圧式ダブルディスク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
タイヤ(前) 120/70ZR17
タイヤ(後) 200/50ZR17
ホイールリム幅(前)3.5
ホイールリム幅(後)6.0
ヘッドライト定格(Hi)60W/55W(H4)

A型初期型のA1は340km/hメーターを装備した178馬力のフルパワー仕様で当時世界最速を奪還するため開発には川崎重工の航空機部門が関与し空力性能を重視して開発したため唯一無二のデザインになったようです。
さらに当時では珍しいモノコックフレームを採用するなど最先端技術が盛り込まれた車両となっています。
(モノコックフレームはパニガーレより10年以上早い!ウイングレットも!)
しかしながら弊害もあってモノコックフレームを補強しすぎたせいかフレームのしなりが少なく曲がらないと言われています。 また低回転が苦手で回転が上がると暴力的な加速だそうでコアなファンはA1型を好んで乗っているようです。

B型カウルデザインが変更、300km/hメーターにスケールダウン(A2より)、フレーム補強を見直し(コストカット?)曲がりやすく、エンジン特性もマイルドにして乗りやすくしているそうです。

最終型のB6はラジアルマウントキャリパーが採用されておりA1に次ぐ人気車種だそうです。
当時のリアタイヤ200/50サイズってのは衝撃的でした。
しかも200/60も履けてしまう懐の深さw

AGが購入した車両は2002年式のB1マレーシア仕様となります。
いわゆる逆輸入車ってやつです。

AGのB1はかなり変わっていて外装は2001年式のA2外装なんです(´Д`;)

しかもところどころ割れてたり削れていたりとお世辞にもきれいな車両とは言えません。
また過去に特殊なレースに使用していたとのことでますます怪しい・・・。
しかもタイヤが200/60スパコルSC1なので結構ケツ上がりだったりします。

でもね 見た目がかなりオンボロなんです(´Д`;)

1098S(2008年式)より古い車両を増車してしまう暴挙
しかも一部バラバラ状態です。
まずは車検が切れているので車検整備をしなければなりません。
問題は山積です・・・・(;´Д`A ```

ZX-12Rがやってきた後の1098Sの運用方法は?
CRF250Lのオフロード化計画は頓挫するのか?
近い将来、苦渋の選択をしなければなりません。

-Kawasaki ZX-12R