848EVO 前後タイヤウォーマーの導入 2019.10

2020/10/08

メンテナンススタンドが揃ったところで次はタイヤウォーマー。

タイヤウォーマーのリサーチ

価格はピンキリで2~10万円以上までと様々、ヘビーユーザーの推奨はバトルファクトリー製の6.5万円(税抜)の代物。(バトルファクトリー以下、BF)
安もんはすぐ壊れたりアフターケアが無いものが多い為、結果的にBF製のものが良いとのこと。
ヤフオクで物色していたら程度の良い中古があったが結果的に5.1万円と高額で落札されたので手がでなかった。 さてどうしたもんか?

相談したらラッキーなことに

検討している間に某マフラーメーカーさんからたまたま仕事関連の依頼があったのでツーリングがてら訪問し、話の流れでタイヤウォーマーについて相談することに・・・・。
そしたら「たぶんウチに1個あったと思うで」と倉庫から取り出してこられたタイヤウォーマーはRSタイチのフロント用タイヤウォーマーであった。「長い事使ってないから動かへんかったらほかしてな」といわれ頂戴する事が出来た。
なんともありがたいお話、何事も相談してみるもんだなとw
持ち返って裸で通電・・・みるみる暖かくなって全体に熱がいき渡っていることを確認し動作確認OKと判断、大切に使おう。

RSタイチ タイヤウォーマーの特徴

当時の資料から・・・

テイジン㈱と同社”ソフテレック”を使用したタイヤウォーマーを共同開発マクラーレンF-1チームにタイヤウォーマーを供給

・新素材から生まれた、テイジン「ソフテレック」繊維状面発熱体
糸状発熱体素子「ソフテック」を用いて完成した繊維状面発熱体は、下記のように卓越した高性能でフレキシブルな数々のすばらしい特長を有しております。
最先端のテクノロジーが生み出した、繊維状面発熱体を用いた各種ヒーターをぜひお試し下さい。そしてその違いを比べてみてください。
発熱体の効果的な利用は、いかに熱を均一に分布させるかにあります。本品は、ニクロム線のように長さに拘束されることなく、平均にて一様に熱を発生させる点が優れています。

・優れた均熱効果
発熱体素子は、ステンレスファイバーを用い、地糸としてアラミド繊維により織りあげてあり、ニクロム線のような酸化、断線の事故は、ありません。

・高い耐蝕性、長寿命
繊維状発熱布にもかかわらず、最高温度250℃の使用に耐えます。地糸のテクノーラの熱分解点は、500℃以上と熱安定性に優れており、加熱により融解することなく炭化するため、耐スパッタ性を有しています。

・優れた熱安定性
曲げに対して強く、従来のニクロム線ですと、2~8回で断線してしまいますが、このソフテックは、300回の曲げに対しての抵抗変化は、ゼロと圧倒的な強度を誇っています。

・非常に強い屈曲性
極めて高い密度の発熱設計になっていますので、加熱時の立ち上がり時間が非常に早いカーブで目的温度まで上昇します。

・早い立ち上がり温度
消費電力は、ニクロム線に比べて非常に少なく、経済的です。また電源設備を小さく設計することができます。

良い事尽くめだが残念ながら現在入手不可であるw

さてリアをどうするかメーカーをどうするかを検討していたのだが、BFは安心安全の日本製ではあるが私にとっては高価すぎる。
また用途としてサーキット走行時にのみ使用するもので頻度はと考えたら現在は年に2回程度6度使用するに留まっており、頻度は低いと判断。
今後サーキットのライセンスを取るかは検討中ではあるが取得したとしても走行頻度はせいぜい年2回程度でレース参戦までは考えていない。 サポートが無い事と勝てるわけがないからw
上記事情によりBFは候補から外れる。

いよいよ導入

結果的にPIRELLI FUN TRACK DAY(走行会)に参加していた知人が使用していたCLEVER LIGHTのZiiX にターゲットを絞り検索、前後セットで24,200円と比較的手の届く費用であった。

CLEVER LIGHT ZiiX タイヤウォーマー(17inc-180/200)

競技専用品
フロントサイズ:110・120/70/17 (110・120共用) 
リアサイズ:180・190/55/17 (180・190共用) 
消費電力:フロント350W/リア450W

リアだけででも販売しているのだが、やや割高で16,000円なので来年時期が来たら購入をと考えてたら、前後セットがコミコミ22,000円で売り出されているのを発見。
リアのみと前後セットの差額が6,000円と近づいている、しかもポイント12%付きだったのでこれは縁だと思い込み、速攻で購入してしまった。
購入日から1年保障ではあるが、あとはどうとでもなれという気持ちでの購入。
これでスタンド・タイヤウォーマーが揃いサーキット走行への準備が粗方整ったと思われる。

試運転

後日、スタンドでバイクを宙に浮かせてからタイヤウォーマーを巻いてみた。
フロント純正フェンダー・リア車外品フェンダー共に適度なクリアランスがあって、ウォーマーの進みは悪いが問題なく巻けた。 ただフェンダー内の汚れがそのままウォーマーの被覆に付着し、さらにリアはチェーン油がつく、まぁ仕方がないのではありますが・・・。
ベルクロで固定した後、コンセントにプラグを挿してしばらくすると結構熱くなってきた。
RS taichiもZiiXもちゃんと動く、所定の温度に達するまでの時間は無かったので15分程度でテスト終了。
同時に起動させた結果、ZiiXの方が温まりが早い。
耐久性は使ってみないとわからない。
ただRS taichiはおよそ15年以上前の代物で久方ぶりに起動させて問題が無かったことより耐久性は高いと思われる。
ZiiX壊れるなら1年以内にしてくださいねw
なんかスタンド立ててウォーマーを巻いてるだけでかっこよく見えてしまう。

さてさて安物買いの銭失いとなるのか?
水は低きに流れる、人もまた同じ・・・
これでサーキット走行に必要な付帯設備が粗方揃った。 あとは走るだけ・・・だな

実は発電機もあるんだなぁw

-DUCATI 848EVO, GEAR, サーキット