CRF250L フロントフォークシール&サスペンション交換・エアフィルターのメンテナンス 2020.05
2020/07/19
フォークからオイル漏れ!!
ある夕方、駐輪場の地面にオイル染みを発見。EVOではないw
すぐさまフロントフォークを確認したら左側がオイル漏れしてて、おそらく発生から数日間経過していた模様。
購入からおそよ6年で4.4万キロ走行しているので、フォークシールがいつ破れてもおかしくない状況ではある。
駐車中はタオルを巻いていたが、つけたことを忘れてそのまま走ってしまう(-_-;)
保守メンテナンスメニュー
前回タイヤ交換及び各所足回りのメンテナンスを実施してから2年以上経過していたので、ついでにリアタイヤ・前後サス・チェーン・スプロケの交換も一気にやる計画を立てる。
1.Fフォークシールの打ち換え
2.Fフォークスプリングの交換DRC
3.K&Nエアーフィルターのメンテナンス
4.リアサス(バネ)の交換
5.チェーン・スライダー・スプロケ前後交換
6.リアタイヤ交換
発注部品
上記メニューをこなすには下記の部品が必要ということで安価で早く仕入れられる箇所からそれぞれを発注した。
①シールセットフロントフォーク × 2個 51490KZZJ01 3,120円(1,560円/個)
②リングオイルシールストッパ × 2個 51447KA4711 390円(195円/個)
③Oリング 44.7×2.4 × 2個 91356KZ3003 400円(200円/個)
④フォークオイル(カワサキ)
⑤DRC フロントフォークスプリング 品番:D35-01-053 5,338円
⑥K&N フィルターケアサービスキット(フィルターオイル&クリーナー) 2,338円
前回と今回の整備は特殊工具類およびスキルがいるので、知人宅の家付きピットで8:30より作業を開始。
作業開始
手の込んだ作業の為、私は補助的な要員としてお掃除メインなので詳細がわかりません。
1.Fフォークシールの打ち換え
両フォークのストローク範囲外の最下部内側に点錆があったのでさび落としをしてから分解清掃。
車輛導入以来6年使っていたので茶色く乳化していてドロッとした感じ。カフェオレ色?
ロッドを取外すにはC型のストップリングを取り外す必要があるのだがサークリップにあるスナップリングプライヤーを差し込むような穴が開いていないただのハリガネみたいなので取り外しには相当苦労する。少しロッドを押しながらストップリングの切りかきに先が尖った工具を突っ込んでなんとか外すことができました。私はロッドを押していただけですが知人はブツブツ言いながら格闘していましたw
清掃して立てかけw
後の組付けで重要なのがアウターのシール挿入。
今回はフォークシールプッシャーを用いてのシール挿入だったので疵をつけずに均等に圧入することができた。これはシール打ち換えには必須です。
ASTRO PRODUCTS(アストロプロダクツ) AP フォークシールプッシャー商品コード2007000001585
2.Fフォークスプリングの交換(DRCバネ)
DRCの前後サスは、検索で容易に出てきて安価だったのでチョイスしたのだが、バネレートは不明。
DRCのHPにはバネ強さの一覧表があってCRF250Lは純正より強いのが1種ずつで選択肢はナシ。
純正フロントサス :Lv.1 (SOFT 0.72kg/mm) → DRC:Lv.3(HARD)
純正リアサス :Lv.2 (MID 9.5kg/mm) → DRC:Lv.3(HARD)
※純正バネレートはどこかに書いてたレートなので参考程度とお考え下さい
純正はフロントサスが弱めで、リアが二人乗り想定でやや強いそうです。
たしかにフロントは早々にふにゃふにゃになってリアは普通って感じでした。
しかしながら私が桁違いな体重なので硬めでちょうどよくなるのではないかとw
組付けはバラした順番から遡って組付けだが、DRCのバネと純正ばねの自由長はあまり変わらなかった。
※DRCバネはマーキングのある方を下にして取り付けと注意書きアリ。
CRF250Lは右側がサスありで左はショックアブソーバーのみという構成なので左右でオイル投入量が若干異なる、規定オイルの番手は10番が推奨だが、あえて10番と15番(カワサキ製)をだいたいでブレンドしてやや硬め仕様に。
・純正フォークオイルと規定量
純正オイル : ホンダウルトラクッションオイル10号
オイル量 : 右658cc 左683 ±2.5cc
オイルレベル : 右122mm 左38mm
減衰力調整やらエア抜きがないので、仮組してからトップキャップを緩めてエアを抜いて締め込み完了。
三又の締め付けトルクは各32Nm (下から締め付けが推奨)
Fホイールアクスルは73.5Nm
アクスルホルダボルトは各20Nm
今回はトルクレンチがないので手ルクレンチで完了
倒立フォークは特に締め付け注意なのでトルクレンチにて確認を推奨。
AGは後にバイク屋さんで締めてもらいました。
3.K&Nエアーフィルターのメンテ
前回K&Nフィルターだけ購入していたので、メンテナンスキットを持参しました。
車輛右側中央のパネルを外してフィルターを取り出しクリーナーを吹き付け数分放置。
汚れが浮き上がったところでエアー吸い込み面を下にして水で洗い流す。
(赤いフィルターが白っぽくなったら洗浄できている証拠)
付着している水分を弱めのエアーで飛ばしてから1時間ほど天日干し。
赤いオイルを裏表入念に塗布して赤くなったら完了。直後は加速の伸びが悪かったりと吸い込み抵抗になっているのが実感できるがしばらく走っていると油を吸い込み切ったのか馴染んで元通りになる。
1.Fフォークシールの打ち換え
2.Fフォークスプリングの交換DRC
3.K&Nエアーフィルターのメンテナンス
を終了し午前を消化してしまう。