1098S 外装(カウル)補修 Part 1

2021/09/16

1098Sを引き取ったその足でバイク屋さんに点検いただいた結果、内部機関は問題ないレベルでそこからキッチリ整備していただいたので、いつでも走らせることができる状態です。

しかしながら外装に関しては前オーナーが戸建てのカーポートにてバイクカバーを被せる形で、長期保管しており、いつぞやの台風でバイクがお子さんのチャリンコを巻き込む形で転倒したため、アッパー&ステー破損(いずれも交換済み)、カウルガリキズ多数、ステップを突いてフレームステーちょい曲がりとダメージがある上に半吹き曝し状態で雨天時に湿気がカバー内でムレて各所腐食が進んでいます。

外 装

右アンダーカウル : キズ多数
エアーマニホールド : 塗装剥がれ&キズ

樹脂タンク : ガリキズ&塗装剥がれ20mm

カーボンフロントフェンダー : キズ&割れ広範囲
右サイドカウル中央 : ガリキズ
テールカウル右エアーインテーク横突起部 : ガリキズ深め
テールガードサーマルプロテクション : 経年劣化による白ボケ
シングルシートカバーゴム部分 : 経年劣化による白ボケ
フロントエアーインテークパイプ : 経年劣化による白ボケ
ミラーボディ左右 : 経年劣化による白ボケ
ウインカー : 折れ

右外装周りが深刻な判定結果となりました。。。。(-_-;

やること大杉です(-_-;)

転倒はイレギュラーとしても劣化度合いはあの環境下ではこんなもんなんでしょう。
848EVOでは一切なかったので結構な衝撃でした・・・
おそらく848EVOの前オーナーもAGも屋内保管だったので風雨にさらされることなく良い状態を維持できていたのではないかと考えます。

時同じくしてとある地下施設から上階のスペースにピットを移設できたので、スタンドアップさせてから外装の手直し行っていきます。

外装のボルトについて

848EVOで5年にわたり何十回も脱着を繰り返してきているので手慣れたもんです。
先ずはサイドカウルのフランジ段付きボルトM5を4mmHEXで・・・? レンチが入りません(;´Д`)
結果M5 3mmHEXでした! その他の小頭のボルトは元々M5 3mmHEXですのでそのままでした。
ということは サイドカウル ・ボディパネル ・シートは全て3mmHEXで緩めることが可能というわけです。
両方ともM5のボルトですがフランジ段付きボルトの方がトルクがかかるから年式的に後期型の848EVOに4mmHEXが採用されたのだと勝手に思っています。
でも工具の種類を替えずに作業できるのは何かと楽です。
しかしながらボルト・ナット類の腐食が凄いですw
そうこうしながらアッパー以外のカウルをすべて外してみました。

ボルト類のさび落とし

キレイにしたボディを留めるのにボルトはそのままというわけにはいかないのですべてをピカールで磨いてさび落としをしてから洗浄後、シュアラスターでフィニッシュ!・・・さずがに黒染めの部分まで薄っすら剥がれてしまいましたw

ABS樹脂外装の補修

補修は簡単ですが、テールガードサーマルプロテクション(サイレンサー上のテールアンダーカバー)を取り外すのが初めてだったので結構苦労しました。 というかカバーの爪を1箇所割ってしまいました。樹脂パネルに小疵はありますが、それよりも経年劣化による白ボケが酷いです。これは洗っても黒さは復活しないので

新兵器Nuricom ヌリコム


を導入しました。
付属のスポンジでコーティングを行い、以下のパーツをコーティングしておきました。
プルっと艶やかに仕上がりますw

・サイドカウルのインナーの三角?

・シングルシートカバーゴム部分

・ボディパネル

・ミラーボディ
・黒アンダーカウル
・アッパーカウル下のカバー
・フロントエアーインテークパイプ

と樹脂素地とゴムパーツのほとんどにコーティングを施しました。
処理は凄く簡単で誰でもすぐにできます!

これはいいモノだ・・・

ついでにGIVI箱も

右半分をNuricomしましたがその差歴然です!!

次回は問題のカウル類に着手します(;´Д`)

-DUCATI 1098S, GEAR, repair & maintenance