1098S ETCの取付け

2021/09/16

紆余曲折あってというか数々の破壊活動の後始末がほぼほぼ落ち着いたところで、今度は電装部品の取付けにかかります。
現在2月初旬です。
そろそろピッチを上げていかないとシーズンインには間に合いません(;´Д`)

ETCの取付け

日本無線の初期型のアンテナ別体タイプで848EVOからの移植です。
848EVO小物入れにセットされていたETCはDDAカプラーの後ろに本体がドーンとセットされていたのですが、1098のテールカウルの小物入れを見てみると中央に仕切り板があるじゃないですか!
848EVOにはそれがなくETC本体がすっぽりと収まっていました。

記録用にと848EVOの写真を見てみると、仕切り版を意図的に除去していた痕跡がありました。

また加工かよ・・・(;´Д`)

というわけでニッパでぱちぱちと小刻みに割ってきます。
テール底の根元はニッパを入れずとも前後にぐりぐりと動かしたら疲労で破断します。
根元のバリは適当にカッターで均してタッチアップして完了。中央の仕切り版がテールカウル左右のフレームの役割を担っている可能性は否めませんが、848EVOにて10年近く運用できていた実績があるのでさほど気になりませんでした。もちろんタンデム無しの前提ですがその辺は自己責任ということで。

塗装が完了したら、底にベルクロを貼り付けて本体をセットして大きく分けて3配線(電源・アンテナ・インジケータ)のカプラーをシート下に通していきます。※小物入れ前方の2か所の四角い穴にカプラを通しますが、中にシートフレームが通っているのでカプラがデカすぎて通すのにちょっと苦労しますがテールカウルを外さずに何とか通せます。

シート下までカプラが到達したら、オス側をつないでON電源とアースを結線します。
ON電源の取り出し箇所はテールに電源供給しているハーネスの左から2番目の黄線、アースは左の黒線でOKです。ON電源:黄線  アース:黒線
線が密集しているので電源取り出し用の平端子カプラは使いにくいので、コの字型した小さな裸の端子を使用します。線中央の被覆をワイヤーストリッパーで線をむき出しにしてコの字端子をセットしETCのON電源線を一緒にカシメてNITTOテープで保護します。
アースも同じ方法で結線して電源の確保は完了です。

848EVOでは車両左側に配線を通していましたが、シート下で電源が確保できているのであまり渋滞していない車体右側から通していきます。

適当にトレリスフレームにインシュロックで縛りながらアンテナ本体はミラー兼メーターステーの中央部に設置しインジケーターは同じくステーのメーター下部分に斜め上に貼り付けて取付けは完了です。

再取付け中に散見されたのですが配線の被覆が振動などで削れたりして導線が見えていました。
絶縁テープを巻いて補修し、配線を束ねてコイル状の配線ガード?をくるくる巻いて接触部分に補強を入れておきました。

ちなみに今回のような配線の中央部だけ被覆を剝くなどの加工はワイヤーストリッパーがないとできないので配線作業の頻度が高い方は以下のものをお勧めします。

ロブテックス ワイヤーストリッパー LS55AGは遥か昔、車のセキュリティやオーディオシステムを取り付けて遊んでいたことがあり100本余りある配線の被覆剥きと結線作業に疲れたので上記商品を導入した経緯があります。

メーカー自体は好きではありませんがこの商品は素晴らしいので愛用していますw たぶんOEMでしょうけど。

 配線の被覆を剥く作業が劇的に早くなり、ニッパやハサミでぐりぐりして中の銅線が切れてしまう現象とはおさらばできます。
このワイヤーストリッパーの唯一のデメリットは、ボディがデカい事ですw

電源の確保が完了した後にすべてのカプラをつないで動作確認しようとしたときにアンテナ線の配線を見たら私の記憶にないテープが巻かれていたので中身を確認したら断線していました(;´Д`)

またそれをスリーブで結線してなんとか終了。 動作確認も問題なしであとは車輛前方にインジケーターとアンテナを設置するだけです。

※車両変更に伴うETC本体のセットアップはETC取扱店にて行います。

まだまだ取付ける部品が山盛りです。

-DUCATI 1098S, GEAR