848EVOに搭載 ダサい!VENTURAベース+フラットラックキャリア × GIVIパニア 2019.08

2020/06/21

ツーリングバッグの検討

2006年式 CBR1000RRに乗っていた頃から現在に至るまでの10年間ロングツーリングにはGOLDWINのシートバッグ28をタンデムシートに取り付けていた。

しかしタンデムシートの面積が小さくベルトによる固定方法では、走行中左右にフラフラと揺れて不安定。(昔に転倒して固定ベルトが削れても外れて飛んでいくことはなかったことを考慮すると固定度合いは不安定だが頑丈な造りだったことは間違いない)
848EVOに乗換えても状況は変わらないので純正タンデムシートを別途購入し、それを加工してフレームキャリアを取り付けてGIVIベースをボルトオン、GIVI箱を取り付けられるようにと画策していた・・・。

資材の購入に踏み切るが・・・

純正タンデムシートをヤフオクで購入しようとしたが当時の相場が8,000円以上したので断念。
落札に失敗した反動で、王道?のVENTURAベースに方針転換することに・・・
Amazonを物色していたら残り1点で24,000円の代物が爆安で販売されていたのですぐさま発注。

① VENTURA ベースセット DUCATI 1098 '07-09 [品番] BSD029B 6,707円VENTURAはベースセットと荷物を載せるキャリアに別れているので、GIVIベースを取り付けできるキャリアも後日購入することに。

② VENTURA フラットラック キャリア [品番] FR1319B 6,872円

VENTURAはベースセットの中央部はナイロンバッグを固定するためのものなのでフラットラックキャリアが必要となり導入。
文字通りGIVIベース取付けが出来る様にフラットになっているキャリア
※上記ベースは1098系すべてに適合する。

③ GIVI モノロックケース用 汎用ワイドベース 94540  およそ3,000円(ヤフオク)

フラットラックキャリアにGIVIモノロックワイドベースを取り付け。

④ GIVI モノロックケース43L(未塗装ブラック  パニアケース ) [品番]E43NTL  定価20,000円 13,000円くらい

43Lとデカくて848EVOにはバランスが悪いが大容量で安心。
GIVIパニアケースは通勤快速用の物を流用するので購入はナシ

年に1回のロングツーリングにしか使わないのでもったいない気もするのだが当初予定していたタンデムシートの改造×GIVIベースのところがVENTURA×GIVIベースで1.5倍のコストがかかってしまった。
結果高くついたがキャリアの設計・製作の手間が省け、安定感があるので安くついたのかもしれない。

真冬に発注、使うのはロングツーリングがある8月、車種専用品なので取り付けは直前でいいと思い、今回2日前に取り付けを実施した。

VENTURAベースセットの取付け

開封したが、マニュアルが英語で挿絵が1つしかなく意味不明。
車種専用品なのにボルトやワッシャ、スペーサーなどやたらと部品が入っている(-_-;
どないしてつけるねん・・・と悩んではみたが、VENTURAのベースの取付けに何が要って何を変えるかを現物合わせでトライ。

難所にぶつかりまくる。
組んでいて一番骨が折れたのがサイレンサーバンドをとめているボルト部分。(頭が小さめのキャップボルト)キットに入っていた差し替え用のボルトは17mmの六角頭で途中から中空で中央にネジ穴があり、キャリアを閉めるのにキャップボルトで固定する機構になっているようだ。純正マフラー固定用ボルトと入替え・・・頭デカすぎ。

カリカリとラチェットで締めこんでいたら、テルミカーボンサイレンサーとテールカウルの隙間が狭い為に、17mmのソケットを回していくうちにサイレンサーバンドのゴムに接触し千切れ、さらにカーボン素地に疵が入った。どう考えても頭デカすぎで最後まで締めこめる気がしない。 最後に六角頭がサイレンサー部分に干渉する為、一度取り外してからネジ部分にナットを挟んでボルト頭が止まる箇所を外側にずらして干渉を避ける方法にし取り付けを行う。
その影響で左右10mmほど外に出たが、六角頭が角度によってはサイレンサー干渉してしまう。
しかしながら後戻りできないのでこのままにしてしまうw

無理やり入れたボルトにベースを仮止めしてからシート下のタンデムステップ前側に長いボルトで固定する。しかしベースが外側に10mmずつ広がったのでそのままでは前側のボルトがかからなくなってしまっていたので、力業で内側にグッと押しこみながらロックナットを何巻かかけてみた。
あとは左右に広がったベースを力ずくで曲げながら締めこんでいく。 しかし、シートフレーム側の六角頭がパイプフレームに阻まれてソケットが入らない・・・ なんとやりにくいこと・・・
おそらくタンデムステップの取付けボルトはキャップボルトなんだろうなぁ?
かろうじて六角頭のサイドはスペースがあるのでモンキーレンチをハメてなんとか回り止めとし、下からラチェットで回してなんとか取付け成功。
全てのボルトを固定した後にベースが変形してフラットキャリアが付かなくなることを想定して先にGIVIベースを載せるフラットキャリアを装着、本締めして完成・・・完成なのか?

・ベース取付けが完了して思うこと
今回のボルト部のクリアランス不足の原因は、DPオプションのテルミニョーニサイレンサーの形状にあるのではと途中から感じていた。 純正サイレンサーならクリアランスが広いのでポン付けが出来たのかもしれない。
とにかく付属品の六角ボルト頭がでかすぎる!

今回は付属部品でなんとか乗り切ってみたが、次回までにはジョイントボルトを廃止し、ロングボルト&ロングスペーサーを製作し全部一気に止めてしまうのも良いかもしれない。
後日資材を購入したので2020年夏に改良版にてチャレンジしてみようと思う。

GIVIベースの取付け

次はいよいよGIVI モノロックケース用 汎用ワイドベースの取付けだがこれは失敗しようがない。
GIVIベース取付け部に養生テープを巻いて疵防止処置をしてから慎重に取付け。
最後にセンターのフタの爪をパチパチと入れたら・・・?? フタが膨らんで完全に閉まらない(-_-;ワイドベースの固定ネジを締めこみ過ぎた影響でベースが歪んだか? ボルトを若干緩めても効果が無かったのでフタが膨らんだままネジ止して完了。

GIVIパニアケースの設置

場所をガレージに移動してCRF250Lについてるさきほどと同型のフタを入れ替えてみた。
膨らみなしに付くじゃない・・・。 個体差なのかな? とりあえず入れ替えてみたらCRF側がちょっとだけ膨らんでいた。
実害はないのでこれでよしとしましょうw
そしてモノロックケースをCRFから848EVOに取り付けて完成。 さすがにこれはスッといくのだが。

外観 GIVI箱デカイしダサい。

せっかくのDUCATIデザインがもう台無しw テールエンドの斜め上に43Lの巨大な箱が宙に浮いている感じ。乗車時バックミラーには写らないのだが、ただただデカイ、デカすぎる。
私もデカいのでバランスとれているかもしれないけどダサい。
タイヤサイドがサイドが溶けてるイケイケ車輛なのにツーリング仕様。 バランスが悪い。ある程度想定はしていたのだが乗ってしまえば解らない。
しかしながら何度も言うがダサいもんはダサい(;゚Д゚)

VENTURA × GIVI箱のインプレッション

後日3日間に渡って1000kmほど使用した感想。
① ベースフレーム&取り付けが、かなりしっかりしているので凄い安定感がある。
② 積載量は従来のシートバッグのほぼ倍で防水
③ ボックスの取り外しが超簡単。 バッグが前方にズレて腰るといったことがない。
④ テールの斜め上に箱があるのでバランスが悪く、峠道での切り返し動作は左右にフラれる感覚を覚える。(積載重量にもよるが慣れてしまえばさほど問題ではない。
⑤ 空力的には強風が吹いたときに左右に振られる感覚を覚えたが、速度上昇に伴う空気抵抗はさほど感じなかった。
⑥ 荷物の大容量化(28→43L)で、ボストンバッグが丸々入って着替え+靴+お土産まで入る。38Lくらいで十分か?

VENTURAフラットラックキャリアの汎用性

今回はVENTURAベースセットに フラットラック キャリア[品番]FR1319BをつけGIVIベースを取り付けたがGIVIベースを外してフラットラックにツーリングバッグを直接載せるのも可能であり、テールの後ろにキャリア出るのが嫌な人は、フラットラックの取付けを前方向にすれば解消されると考えます。 ただし角度が前方向に向かって5°程度上がってしまいますが。

なんとでもなるVENTURAベースキャリア。 車種専用で他に流用できないデメリットはあるが、長く乗り続けるのであれば購入して損はないと思われます。

ロングツーリングにはVENTURAベース × GIVI箱の効果は絶大である。

でもね・・・ダサいんですwww

-DUCATI 848EVO, GEAR