1098S レギュレーターの経過観察と水漏れ発覚

2023/03/16

あれ??

2021年5月にFH020AA MOSFETレギュレーターに換装してから現在(2023年2月)に至るまで本体はノントラブルですが、この度の軽整備中にカプラーを外したら油染みが発見されました。1年ほど前に少しだけ油が染みてきているのを確認して拭きあげたのですが、そこからさらに進行しているようです(;´Д`)

ジェネレータ側3極カプラ(純正車体側)はまぁまぁ油が染み込んでいて焼け焦げる手前で
レギュレーター側のカプラ底面も黒カプラの底が光って見えませんが油が少々溜まっていました。

レギュレーター側からオイルが染み出すわけはないのでジェネレーター内部から毛細管現象で油が伝ってきたのでしょう。
ジェネレーターからの電線のレイアウトを下向きから上に上げて降ろすことで対策としていましたが、それは進行が遅れるだけで効果的とはいえませんでした。

 

油染み対策

レギュレーター本体には影響がなさそうなので油染みでカプラが焼けないようにジェネレーターカバーの配線出口にシール加工をしていきます。

今回使用するシール剤は
日本ヘルメチックス㈱

ヘルメシールNo.SS-60C

です。

ヘルメシール№SS-60C、Fの特長
空気中の水分(湿気)と反応して硬化する室温硬化型(RTV)弾性シーラントです。
1. 耐熱、耐寒、耐候性がよく-60~+230°Cの温度範囲に耐えます。
2. 無溶剤で硬化時の体積収縮や肉やせがなく、耐圧性、間隙充填性に優れています。
3. 耐水、耐油、耐薬品性がよい。特に耐水性がよく撥水性を備えています。
4. 臭い(酢酸臭)や腐食性、毒性がなく、また、電気絶縁性が優れています。

あまり聞きなれないメーカーですが性能上は申し分ないと思います。

水漏れ箇所発見!

よく見たら冷却水が入っているケースのボルト2カ所が錆びついており冷却水が滲んで溜まっています。
時間をかけてちょっとずつ漏れ出してボルトが錆びたかのようで、もしかしたらこれがサブタンクの冷却水がなくなった原因なのかなと思ったり?

これについても対策していきます。

・ジェネレータカバーの配線出口

  ↓
ゴムシールの周りにも塗り込みます!

・ジェネレータ側3極カプラ
  ↓

・冷却水ケースのボルト上下2カ所

こんな感じでぬりぬりします。

  ↓
錆取りしてから塗りました。
シール剤が白なので見てくれはさておき問題はないでしょう。

「多隙間接合部、あるいは目地シーラントとして使用する場合は、必要な厚さに塗布し、完全硬化まで2~3日間放置してください。」

とあるので、バッテリー及び外装の組付けはしますがロールアウトまで3日あるので十分でしょう。見てくれは悪いですが・・・

さて効果はあるんでしょうか。

というかいろいろありすぎなんですよ!
でも1098が世に出てから14年以上経つので仕方がないのではありますが・・・

効果の確認は夏までにはしたいと思います。

仕上げは2か月以上充電しまくったバッテリーを入れて外装をピカピカにしたら準備万端です。

-DUCATI 1098S, DUCATI 848EVO, GEAR, repair & maintenance