ZX-12R ブレーキマスターの変更と改修

2025/09/12

前回取り急ぎブレーキ周りを NISSINブレーキマスター → AC-PERFORMANCELINE ブレーキホース → 純正6POTキャリパーの組合せにしたのですがブレーキホースのレイアウトがNISSINのブレーキマスターの油圧出口の向きが真下(純正は真横)に位置しているためにバンジョーアダプターが真横(進行方向)に出ることでハンドルを切ったときにホースがメーターステーに干渉して無理がかかっています(´Д`;)

回避策としてホース出口の向きを変えたらよいのですがNISSINブレーキマスターはブレーキランプスイッチプレートが邪魔をしてホース角度にかなりの制約がかかるため、どうにもこうにもいかなくなってしまいbremboマスターへの交換と角度違いのバンジョーアダプターを購入してリトライしてみました。

最初に買ったのがこのホース↓

AC-PERFORMANCELINE ブレーキホース/スモーク [ソケット ブルー/レッド] 【ZX-12R('00-'03)】 フロント用

純正マスター用に設計された長さとバンジョーアダプター角度(0°と20°)なのでうまくレイアウトできませんでした(;´Д`A ```

今回その問題を払拭するためVERTEXのバンジョーアダプターを購入

バンジョーアダプター フィッティング ブルーアルマイト 90° バーテックス

 

バンジョーアダプター フィッティング ブルーアルマイト 45° バーテックス

真横に出るなら真下に落としてやれということで90°と45°を用意

AC-PERFORMANCELINE のオプションパーツの90°は3,000円近くするのに対してVERTEXは748円/個なので、ネジピッチとかの規格は一緒だろうと予測してVERTEXを購入、結果正解でした。

ホースレイアウトの迷路にハマる(;´Д`)

ホースレイアウトの条件(順不同)
①AC-PERFORMANCELINEメッシュホース+0°・20°・45°・90°のバンジョーアダプターの組合せで構成すること。
②左右にハンドルを切り切った際にブレーキホースが極端な角度に折れ曲がらずレイアウトすること。
③ブレーキマスター角度をAG好みの前倒しベースでレイアウトすること
④ホースクランプより下部分の分岐ホースがメンテナンススタンドに干渉しにくいこと
⑤ホースクランプ下のホース長さが長過ぎず短過ぎず確保すること

字面にすると難解ですがとにかく可動部なのであらゆることを想定しなければならない。
パーツの構成は違うでしょうがクラブのみんなはどうないしてるんやろって思います。

バラして組み換えです(;゚Д゚)


90°と45°のバンジョーアダプターを取り付けて

ブレンボマスターに取付け

ブレーキレバーを傾倒してみる

↑レバーを傾倒等すると90°バンジョーがやりすぎになってしまう(;゚Д゚)

紆余曲折というか試行錯誤してできたのがコレ↓

↑バンジョーアダプターを20°上向き+0°ストレートの構成に戻す(´Д`;)

わかりにくいとは思いますが、bremboマスターはNISSINと同じく真下にバンジョーボルトの取付口があり、なおかつAG仕様でマスター角度を前倒しにしているので車体手前方向に出口が傾いている前提でバンジョーアダプターを20°上向き+0°ストレートでホースをFフォーク寄りに出すようなレイアウトにして上記条件を満たす形に仕上がりました。

作業は沼にハマりまくったまぁまぁの地獄で数十回に及ぶアダプタ&ライン接続変更に5時間ほどかかりました。・゜・(ノД`)・゜・。

結局のところ買い足したVERTEXのバンジョーアダプター2個はフィッティング検証しただけで使わず終いとなりました。

AG的には及第点なのでヨシとしましょう。

後日、合同夜会があって各車両を舐めまわすように見てきましたが、構成パーツがそもそも違うことにより参考にならなかったものや、マスターから1本出しのトライピースなど様々でAGのようなグダグダなレイアウトは見受けられませんでした。

みんな金のかけ方と年季が違うに尽きました。

今回の改修はキャリパーのOHの時より骨が折れました。
これにて実走行に支障がない程度に整備が完了しました。

・・・ん?(゜д゜)!

ラジエターのサブタンク空になっとるがなヾ(*`Д´)ノ

-GEAR, Kawasaki ZX-12R, repair & maintenance