CRF250Lにて事故! その記録2
2020/11/28
直近訳あって浮足立っていた早朝、それは起こるべくして起こった。。。
今年2回目です(-_-;)
いつもの通勤路にて
前回の事故とダブってしまいそうですが、今回は前回よりもう少し先の裏道にてそれは発生した。
AGは国道の側道から脇道に入り斜め右に旋回後、小さな川沿いを進む道にさしかかった時、左手に横幅1.3m程度の錆ついた橋から自転車が飛び出してきた。
旋回して加速という時に5m前をいきなり横切ろうとする自転車を回避しなければならない状態に遭遇・・・考えている余裕などありません!
できる限り減速して右に回避行動を取りますが、自転車はノールックで橋を渡って横幅2m程の道の真ん中に前輪がかかった時点でAGに気が付いて停止、時すでに遅し・・・・
そのまま自転車の前輪中央部分の真横にバイクのフロントタイヤが突き刺さり、自転車が横転、AGも回避行動で姿勢が不安定だったせいか接触した後に右に転倒して飛ぶ。
自転車にぶつかったのですが間接的にJKを轢いてしまいました。
人身事故(加害者)ってやつです。
飛んだAG、横転したJK
AGは減速して停止寸前だったとはいえ、事故の衝撃で飛んでしまい地面に叩きつけられてしまいます。
地面に叩きつけられ、しばらく起き上がれなかったので地面に寝転んだ状態で状況確認を行います(-_-;
JKはその場で横転してAGより先に立ち上がって呆然とAGを見ています。
ようやく起き上がることができたAGは
「大丈夫?救急車呼びますか?」
と声をかけるが、
「大丈夫です・・・」との返事。
おそらく豪快に飛んだAGの方が大丈夫じゃない気がするのですが・・・(;´Д`)
次に転倒して道を塞いでいたCRF250Lを引き起こす。
そしてJKの身体が心配なので再度聞くと、
左手の平と右ひざから出血している。
「救急車呼ぶね」と伝えて救急に電話。
救急車が来るまでの間、学校や親御さんに電話してもらったり、事故状況について、アンタがノールックで飛び出してきて云々・・・を伝えた。
5分程度で救急車到着、名前も連絡先も聞くことができないまま搬送される。
その5分後に交番の警察が到着
・事故状況を説明
“橋からノールックで横切られたら絶対停まれません!”と、どうしようもない状況を説明した後、軽い現場検証を実施。
連絡先を交換していないことを伝えると、警察で確認して電話してくれるとのことで現場検証は終了。
JKのダメージ
接触横転時に左手のひらをついたのか出血少々
右ひざからも出血しているが、軽傷のように見えた。
自転車のダメージ
CRF250Lのフロントタイヤが自転車前輪の中央部に接触したため中央部からくの字に変形、おそらく全損コース
AGのダメージ
転倒時地面に叩きつけられたのでしばらく立ち上がれませんでしたが、DAINESE装備に守られ無傷。 頭も打っていません。 大したもんです。
CRF250Lのダメージ
一見軽傷
ブレーキレバー折れ・グリップ削れ
ミラー削れ
パニア削れ
ペグ削れ
フォーク削れで、大したことはなさそう。
現場検証終了後、任意保険屋に電話してから出社。
その後、K察から電話がかかってくる。
JKの親御さんとの話によると、JKは病院にて打ち身擦り傷で軽傷と判断され自宅に帰り自転車を乗り換えて通学したとのこと。 本件の扱いに関しては親御さんと相談してほしいとのことで苗字と携帯番号を教えていただく。
JKの親御さんに電話してみたら・・・
年頃の娘が怪我したとなったら、普通の親御さんならブチ切れで話にならないくらい怒ってくるだろうと想定して電話をしましたが真逆でした。
腰の低い親御さんで、「娘は軽傷で済んでおり、また横断時に何も確認せずに渡ったと言っているのでこちらにも非がある」とおっしゃっていただけました。
また、事故状況としてAGはさておきJKは怪我しているので人身事故扱いになるのですが、人身事故扱いにしたら、過失関係なくAGがそれなりのペナルティを食らうのを気遣っていただき、「医療費を負担いただけたら人身事故扱いで届け出はしません。」 とまで言っていただけました。
自転車が一方的に悪かったとしても判例として
JK 8 : 2 AG
くらいにしかならないところ配慮いただいてホント助かりました。
医療費に関しては保険屋から支払われるのでご安心をと伝えて電話をきりました。
オマケに“もう電話してこないでね”と遠回しに言われてしまいました。
面倒なのが嫌なのか?JKに憑りつかれたら困るのか?は不明ですが・・・
電話した内容を任意保険屋に伝えたら、物損はどうしますか?と聞かれたので相手さんが“自転車の損害を全額もってくれ”と言ってきたら考えますが、医療費だけで何も言ってこられない場合は私も請求しませんと伝えて処理をお願いしました。
医療費に関してバイク屋さんに話をしたら「人身事故扱いにしないのに自賠責保険から医療費を請求できるんですか?」
と言われ、慌てて保険屋に電話を入れたら、AGが任意保険会社に保険請求して相手口座に振り込む旨、書いた書類を送ってくれたら、「当事者同士で協議した結果、人身事故扱いにはしなかったけど怪我してるから医療費請求するね」っていう書類を作成して自賠責からお金を引っ張ってくれるんだそうです。(上限120万円)
最悪のケース
例えば、今回の事故が人身事故で判例通りになった場合を少しシミュレーションしてみると・・・
①JK親御さんが本件を人身事故扱いにする。
↓
②AGには出頭&再現場検証・罰金・減点・ゴールド免許はく奪
↓
③JKの怪我の程度により慰謝料が支払われ、物損も過失相殺され支払われる。
↓
④示談後、AGは次年度より保険等級が3等級ダウン
自賠責の医療費は120万円の範疇であれば任意保険の適用にはなりませんが、物損の部分では、その金額に応じて保険金が任意保険から支払われます。
・物 損
自転車全損でざっくり4万円、CRF250Lが極限まで見積りした場合20万円とします。
過失割合8:2としてJK:4万円が3.2万円 で AG:20万円が4万円 となりAGには8,000円戻ってくる計算となります。
これなら自腹で支払った方が後々損失が少なくて済みます。
というのも、任意保険を使うと “事故あり等級” となり、次年度更新から3等級ダウンするのでその差額を払い続けることになり、おおよそ20万円を数年かけて払うことになるのでそれ以下の金額で済むなら自腹で払った方がマシということとなります。
というわけで
転ばぬ先の杖ということで保険に入っているわけですから、相手とのやり取りに関して最大限保険屋を活用させてもらって、金額が確定し任意保険から支払うことでデメリットが発生するようであれば支払いだけ自腹にすれば任意保険を適用させたことにならないので任意保険を使っていないことになります。
毎年高額なお金をかけ捨てているわけですから確認しながら最大限利用すべきとAGは考えます。
結 果
双方納得というかJK側に配慮いただいたおかげで示談にこぎつけそうです。
最悪の結果は免れたということになります。
振り返ってあのシチュエーションはどう考えても回避のしようがありませんでした。
しかしながら速度レンジ的にアクシデントを回避するだけの余裕がなかったことが事故を招いた要因と考え反省しております。
裏道故に車や人が少なくお互い油断していたのでしょう。
再発防止策にはなりませんが
AGは、この道を通ることを封印します。