848EVO 12か月点検+ガソリン漏れ修理 2018.09

2020/06/19

サーキット走行を控えて各種車輛の整備を実施。

といっても自身で出来る範囲でないので、今回はプロに整備をお願いすることにした。
走行距離21,000kmになり、DUCATIディーラーが開示した整備記録から1.2万キロあたりで、コグドベルト交換とタペット調整をしたようだが再度記録を見てみるとタペット調整した記録が載っていなかった。やったのかやってないのか? 記録が無い以上やったと言われてもわからない。

前オーナーが街乗りメインと考えた場合、12,000kmでそんな整備をする必要があるのか? 考え出すとキリがない。
というわけで今回は12か月点検と称して各種点検整備を依頼することにした。

整備メニュー

前後ブレーキの点検清掃、LLCの交換、プラグ交換、コグドベルトの張り調整、バックステップブレーキペダルバーをラバー製に交換、クラッチフルード交換、そしてガソリンタンクキャップからのガソリン漏れ修理。
要は今後も乗り続けていくであろう本機が適切に維持されているかが不安だったので、その点検の為に出すことにした。

バックステップのブレーキペダルバー交換

社外品バックステップのブレーキペダルバーはサーキットでバンク中に飛ばしてしまってからDUCATIディーラーで部品図を自身で確認して発注したらアルミボルト×ゴム巻の仕様ではなく、プラ製のものがきてしまい質感が悪く滑るのでゴム巻に交換。
ヒールガードに848もしくは1098の刻印が入っているバックステップはベビーフェイス製で立ち上げ当初はゴム巻きだったが現行はプラ製に変わっていたようだ。 ドカショップからメーカーにゴム巻きでお願いしたら出してくれました。
言わないと出ないみたいです。

プラグについて

プラグは交換した履歴が無く2万キロに達した為に交換。
イリジウムではなく純正の方がよいとのことで推奨通りにした。
プラグはかなり奥まった位置にあり特殊工具か車載工具が必要だと思われる。

ガソリン漏れ対策

1198・1098・848はRモデル以外が樹脂タンクを採用しており、本不具合?は樹脂タンクのお話である。

ガソリンを満タン給油してしばらく走行するとタンクキャップからガソリンが漏れ出しタンクの四方に流れ出るというもの。(レアケースのようだが)
信号待ちや駐車時にガソリンの流れ出た跡が付いていてタンクの滑り止めラバーの接着面が茶色に変色しパッドが剥がれてくる。
当時あまりにも漏れるので納車後にその旨DUCATIディーラーに訴えたら、「ドレンの詰りはなく正常です。 ガソリンはタンク内のリミットより少なめで給油してください」との回答。
バカな私はドカはそういう仕様かと納得してしまっていた。
それからというものタンク内側のラインより下に入れて給油後は気を使いながら走っていたが、ギャップの激しい路面を走るとフタ周辺からガソリンがばぁ~っと漏れ出してくる。
その話を聞いて疑問に思ったドカショップ店主はキャップを開けた樹脂タンク孔に同等の大きさのソケットを置いてみたら左右に傾いた。 どうやら口が平行になっていないみたい。
樹脂タンクの別の箇所で成形後のひずみ?でタンク交換をしたことがあるが、タンク孔が平行になっていないのは初めてのケースなんだそうだ。
というわけで平行に削ってもらうことにした。

ガソリン漏れ対策後

全ての整備が完了後、↑樹脂タンク入口の白い〇部分が水平に研磨してもらった跡

ガソリン漏れに関しては、帰りにガソリンをわざと限界まで入れて走行中前後にシャクったり左右に振ったりとしまくったが、漏れる気配がない。 スゲー!治った! 一番感動したw
後日1mm程度ポツッとしたガソリン漏れのようなのが検出されたので再度追い込みをかけてもらうのだが結果は上々。

ガソリン漏れを例にとると国産車ではまず発生しないしょうもない故障がおおい。そういうのに金がかかるのがドカなのか?
高価な品物なんだからもうちょっと公道走行も考慮し耐久性をもたせてほしいもんです。

-DUCATI 848EVO, repair & maintenance