1098S アイプロ シフトインジケーターの取付け&セットアップ

2021/09/19

ETC取付けとほぼ同時進行でシフトインジケーターの取付けを行います。
(AGは忘れっぽいので備忘録的な内容です。)

AIpro(アイプロ)シフトインジケーター

848EVOにて採用したのがアイプロ製シフトインジケーターです。
テールカウルの小物入れ内にあるDDAカプラーに接続して、別途電源を取れば使える代物で、老舗?のヒールテックと比較して安価で国内生産ですのでサポートも充実しているメーカーさんです。
848EVO用にと購入しましたが1098にも対応しています。
インジケーター色は白となります。

シフトインジケーターの取付け

最初に信号線をテール小物入れのDDAカプラーに接続します。※この時点でDDAが接続不可となります。←持ってますけど使いません

信号線を接続した後に配線をシート下にもぐらせてからON電源を取ります。
電源はETC取付けに際にシート下のON電源を確保(分岐)していたのでそれを利用して接続します。

配線の取り回しはETCと同様に右側から通していきます。


適当にトレリスフレームにインシュロックで縛りながらメーターの左斜め上の隙間に自作ステーを突っ込んで完了です。
↑848EVOの画像です(;´Д`)

シフト設定およびリセット方法を下記に記述します。
(忘れっぽいのでAG自身の記録です。)

シフト設定(アイプロMANUALより引用)

イグニションをオン(エンジンはまだ、スタートさせません!)
ディスプレーに数字が逆向きに表示されます。(“6 から1”へ)これはメモリーがクリアされたことを示しています。
(もし数字が”1 から6”へイグニション、オンで表示される時はメモリーはクリアされていません。セットアップを行う時は、リセットの作業を行ってください。)

①ディスプレーに“L” (学習=ラーニング)がゆっくり点滅します。

ここでニュートラルでエンジンをスタートさせ、アイドリング状態にします。

“L”の点滅が数秒後に早くなりエンジン回転信号をAIpro が正しく受け取ったことを知らせます。

②ディスプレーに“1”がゆっくり点滅します。

この時に、エンジン回転が通常のアイドリング回転になるのを待ちます。
1速に入れます、クラッチを離しエンジン回転を通常のアイドリングの2~4倍(通常2000~4000 回転)に維持します。
点滅が早くなると、速度信号をAIpro が受け取っている事を示します。
これで製品は”1 速”のギアポジションを学習しました。
バイクによってはこの学習に時間がかかることがあります。(数秒から1分くらいまで、)

③ ディスプレーに1 秒ほど“n” (次へ)が表示されます。そして“2”の点滅がゆっくりと始まります。

2 速に入れます。 クラッチをはなしエンジン回転を先ほどのように上げます。
点滅が早くなると、速度信号をAIpro が受け取っている事を示します。
これで製品は”2速”のギアポジションを学習しました。
以上の作業を最後のギア(5、または6 速)まで続けます。

④ トップギアになると、“o” (オーバー)が点灯しディスプレーの点滅が終わります。

(あなたのバイクが6速ギアの時は、6速まで進めてください。でないと5秒後にAIpro はプログラムモードを終了します。その時はセットアップの手順を繰り返す必要があります。)

これでAIpro はプログラムがセットアップされすべてのギアが正しく表示されるはずです。
ここからはイグニションをオンするとディスプレーに数字が正しい順で(“1 から5” または“1 から6”)に表示されセットアップが済みメモリされたことを示します。

リセット

① エンジンストップスイッチを『オフ』位置にします。

② イグニションを『オン』にして、AIpro の表示が“3, 4 , 5”を示している間にすぐオフにします。

これを5回繰り返します。

③ すると次のイグニションオン時にディスプレーは(“6 から1”)へと表示します。

これはメモリーがクリアされセットアップが出来る状態を示しています。

1ターンの走行(信号→信号)で6速などの高いギアに入れられない場合でも設定中のシフトを記憶しており、中断したシフトから再設定ができる仕組み。
ちなみにスプロケット交換などでギア比を変更した場合は再設定が必要です。

・AIpro(アイプロ)シフトインジケーター長期間使用してみてた感想

上記にあるように、取付け簡単、設定も簡単、表示色による価格変動もなくコンパクトで生活防水でいいとこばっかりなのですが、シフト表示が切り替わるタイミングがちょっと遅れます。
シフトチェンジして表示部を見た時に表示が変わるくらいの遅れなのでMAX0.5秒ほどでしょうか。
この遅れはバイク本体の信号の出力が遅れている影響かもしれません。

それと表示部本体をマウントする位置や向きにもよりますが、形が立方体なので日差しの影響で反射して表示が見えにくい場合があります。
AGはその対策として黒く塗ったアルミ板で”ひさし”を作って取り付けました。

サポートもメール対応が早く親切に応えてくれる良いメーカーだと思います。
今のところ約5年以上使っているが故障はしていません。

本機のすごいとこ

本機はバッテリーを外してもラーニングした設定を記憶しています。
どれだけの期間かは不明ですが848EVOから外して3か月後に1098Sにセットアップしても設定を記憶していました。
バッテリーバックアップとかじゃなの?SDカード?よくわかりませんが秀逸です。

かなりオススメ!

-DUCATI 1098S, DUCATI 848EVO, GEAR