T-REV 内圧コントロールバルブの更新
2023/07/21
少し前の話になりますが・・・
3月の大阪モーターサイクルショーにてT-REV内圧コントロールバルブのアウトレット品を安さに釣られて買ってしまったので交換してみました。
AGは3月初めのrollout前に内圧コントロールバルブを純正に戻していました。
848EVOを導入した時からすでに同社の内圧コントロールバルブGreen No.P1651(色違い)が装着されており、1098Sに移植するなどして4年以上メンテナンスせずに運用していました。
おそらくですが効果は薄れているだろうし、そもそも純正バルブの状態で乗ったことがないので効果が解らないこともあり純正に戻した次第です。
結果、純正バルブはエンブレの効きが際立ちギクシャク感が増して乗りにくくなったような気がしました。
その後、大阪モーターサイクルショーでお求めやすい価格でアウトレットとして販売されていたのでつい手を出してしまったというわけですw
今回購入したのは
圧入タイプI(オイルセパレータ機能付) ジュラルミン製 アルマイト仕上 アウト側φ25 Color Gold No.P1655
対応車種:ムルティストラーダ1200 ・ストリートファイター ・848 ・1098/1198
公式HPより抜粋
T-REV Technology
渦効果を上手く利用し、効率良く内圧が排出されるように内部には「スパイラルライン」を施しています。
リードバルブ方式のワンウェイバルブを採用。3面構造なので、よりスムーズにブローバイガスを排出する構造です。
『DUCATI Monster696』はツインエンジンでトルクが強く低速の力強さが特長。
しかし、独特なパルス感からギクシャク感やエンジンストールを起こしやすいのがライダーを悩ませるポイントでもあります。
このような症状はポンピングロスから起こる症状でもあり、それはエンジンスタート時のセルモーターの回る重さからも感じ取れます。
クランクケース内圧はSTD減圧バルブに比べてT-REVで効果UP!!
だそうです。
交換作業
リアブレーキタンク固定用のボルトを外して作業スペースを確保します。
純正品の取り外しからですが、ブロバイホースのバンドを緩めてホースを外します。
トレリスフレームの隙間から工具を突っ込んで内圧コントロールバルブの固定ボルトを外します。
(たしか10mmか8mmのボルトを緩めるだけですがなんせ狭いので工具の構成を組み換えながらなんとか緩めました。)
ボルトを外した後は手で引っこ抜きます。
エンジン側バルブ差込部は油が溜まっており
純正内圧コントロールバルブは油でしっとりしています。 200km程度しか走ってないのになぁ・・・
ちなみに外した純正内圧コントロールバルブの中身?フラップはほぼフリーに近いパタパタひらくリードバルブ的な感じになっています。
効いてんのかこれ?
取付けは逆の手順でやればよいのですがバルブ本体は圧入タイプなのですが手で圧入できます。
差込部のゴムパッキンにその辺のオイルを塗りこむと挿入が楽になります。
バルブ本体取付けの際はブロバイホース?の差込口の向きを純正に合わせる形でマーキングした方がいいかもしれません。
固定用のボルトを締めて本体を固定
ホースをつけてバンドを締める。
最後にリアブレーキタンク固定用のボルトを締めて作業完了です。
メンテナンス
本バルブのメンテナンスサイクルはメーカー推奨の1年 or 5,000kmなのでメンテナンス(分解整備)する前提で後日メンテ用のバルブユニットを外す工具も購入しました。
ドゥカティ専用工具
品番3015 DUCATI用 T-REV オーバーホール専用工具
T-REV本体の下部より内部のリードバルブ部を脱着する為の、薄口のボックスです。差込角:12.7sq. ¥1,800(税抜)
ただの薄いボックスですがこれで分解整備ができますw
T-REVの特徴としてはリードバルブというかシム板(パタパタ動く板)が金属製なので破損に強く高耐久であることが挙げられます。
他メーカーはわかりませんが少なくともAELLAはプラバンというのか樹脂製のようなのでT-REVの方が優位性があるのではと思います。
公式HPより抜粋
・インプレッション
T-REVを装着しセルモーターの回る重さが軽くなり始動性が良くなりました。
走り始めてもエンジンが軽くなった事をすぐに感じとる事が出来、エンジンブレーキも優しくなったのでスムーズなライディングに貢献出来ました。
高回転はもちろん低回転も扱いやすくなったので低速で曲がる交差点でのギクシャク感も減りましたね。
全体的にスムーズになり扱いやすくなる事によってライディングが楽しくなりました。
だそうです。
AGのインプレ
従来から装着していたので劇的な違和感はありませんが、エンブレの効きが以前に増してマイルドになりギクシャク感が緩和されています。
いったん純正に戻してからT-REVに交換するとその差は歴然で社外品の効果はあると改めて認識できました。
あくまで定期メンテナンスありきですので注意が必要。
あと余計な情報ですが
テラモト自動車さんはAGの通勤途上の交差点にあるので毎日前を通っていますw
だからといってT-REVを推しているわけではございませんw
ドカ乗りのかゆい所に手が届くパーツです。