1098S ラジエターコアガード ・ オイルクーラーコアガードの選定・取付 & カーボンフロントフェンダーの取付け+ちょい破壊

2021/09/24

848EVO時代にはオイルコアガードのみ自作で運用していましたが、ラジエターコアガードは高価で手が出ませんでした。
どうしても自作したい人はducatitokyo「オイルクーラーコアガードを自作 Ducati848EVOに乗り換えたツレの話 Vol.22」をご覧ください

オイルコアガードの移植も考えましたが、エアーマニホールドにリベットで直付けしていたので断念した経緯があります。

ラジエターコアガード & オイルクーラーコアガードの検討

中古品も考えましたがラジエター側だけでも1万円前後していたので今回は気持ちよく新品を導入しようと各メーカーを調査しました。

① MOTO CORSE(モトコルセ)
チタニウムプロテクションスクリーン ラジエター MCTP0014
23,711円

チタニウムプロテクションスクリーン オイルクーラー MCTP0018
15,952円

なんかゴージャスなイメージでセットで4万円近い! チタン製なので仕方がありませんが高嶺の花ですねw

② AELLA(アエラ)
ラジエタープロテクター AE-56006
25,300

オイルクーラープロテクター AE-57010
12,000円安心安全のAELLAって感じでステンレスで精度は良さげですが、今一つ特徴がなくコスパもあまり良くない感じ。

③ エッチングファクトリー
コアガード ラジエターガード ステンレス 1198 09-/1098 07- RGD-1098-00 ¥16,500

コアガード オイルクーラーガード ステンレス1198 09-/1098 07- OGD-1098-00 ¥13,200

メッシュがサイドと中央で粗さを変えており、中央部は小石などの跳ねを考慮した細かいメッシュになっており、機能性が高そうです。
価格も他メーカーよりも安価でお求め安くなっています。

結果

ド定番ではなく珍しいこと、そしてメイドイン大阪というのもありエッチングファクトリー製決定しました!

取付け

開封するとやっぱ新品はいいですよね~♪ 中央部とサイドのハニカムメッシュの切り返しもきれいでかなり精度の高い印象を受けます。その反面角のエッジがかなり効いていて手が切れそうなくらいでした。
取付けは結果的に結構骨が折れました(;´Д`)

1.ラジエターコアガード

取付けは簡単便利と決めつけていましたが、そうは問屋が卸しません(-_-;)
まず説明書はけっこうざっくりで取り付け図はなく”作業はプロショップに”と記述があるので、見た目の雰囲気と現物合わせで取り付けていきますw
ネットでも調べましたが取付け方などの記述がなかったのでやってみるしかないですね・・・

①コアガードステーの仮止め
本商品は上2か所、下1か所の3点でガードを固定するのですが、上の2か所は付属のステーをネジとナットで留める方式です。

1098のラジエター本体の形状から向かって左のステーは20mmほどの大穴が空いている方を選択しガードから内側に向けてステーを留めます。
(左側は仮止め程度でとどめておいた方が良いと思います。)
残る右側も内側向きでねじ留めして準備完了。

②ラジエター固定ボルトを外して本体をずらす
ラジエター固定状態でガードを取り付けようとしたら、左上のラジエターステーはフレームから伸びているパイプにゴムブッシュを装着したステーを通して装着する構造であり、
大穴が空いたガードのステーは形状からしてゴムブッシュとラジエターステーの間にハメる形状をしていたので、結局ラジエター固定用ボルトを外していったんずらさないとガードが装着できないので、下の特殊形状ボルトをヒューズ裏からエクステで延ばしたHEXで緩めます。
続いて右上も外しますが緩めていくうちに工具がエアダクトに干渉するのである程度ボルトを緩めてから手で回して取り除きます。

2か所を外したらパイプに突っ込まれた左上ステーを引き抜く形で障害物をよけながらなんとか外します。

あくまで左上ステーをパイプから外すことが目的なので冷却水パイピングの脱着は不要です。
(構造を理解するのに時間を要したことと、取り外し時に周辺機器に干渉するのでサイドカウル・エアダクトを外した方が作業はやりやすいです。)

③コアガードステーの取付け
コアガードの左上ステーのワッカをゴムブッシュとラジエターステーの間にハメる作業ですが困難を極めました。

ワッカ上のステーをブッシュに押し当てながらミニマイナスドライバーでゴムブッシュを掘り起こしてステーを埋め込む作業なんですがこれがかなりの時間を要しました
(;´Д`A ```
前述したように高精度でエッジが効きまくっている本製品は指が切れそうなくらい角張っていて痛いです。

④ラジエターの固定
左上のワッカステーをブッシュ中央部に押し込んでラジエターステーとサンドイッチした後は、それをフレームパイプに通しなおして残り2点を共締めしていきます。

この時点でようやく、まっ平らなコアガードをラジエターのラウンド形状に変形させて粗でフィットさせます。
ラウンド上に変形させたコアガードの両端はラジエターエンドの段差にひっかけてホールドさせます。

⑤右上・下ステーをラジエターステー固定ボルトで共締め
左上ステーが装着できたらもうこっちのもんで難易度は低いです。
ただ共締めするだけですw


全てが留まった後に仮止めしていたコアガードステーの取付けねじの本締めをして完成です。

2.オイルクーラーコアガード



エアーマニホールドを準備

コアガードをあてがって

取付けボルトで共締めで完成です。ラジエターコアガードに1時間以上かかったのにオイルクーラーコアガードは5分もかかりませんでした。

AGのスキルの問題かもしれませんがラジエターコアガードは簡単取付けではありません!
車種により難易度が異なりますが
1098系へのラジエターコアガードは取付け難儀なパーツに認定です(;´Д`A ```

カーボンフロントフェンダーの取付け

あとは補修を断念して購入した中古の純正カーボンフロントフェンダーを4本のボルトで固定してあっさりと完了です。
・・・と言いたいところでしたがしっかりめに締めたボルトのHEX穴が1本ナメて((+_+))また破壊です(;´Д`)

でも今は外すことはないのでとりあえず放置です。
最後に後ろのブレーキラインをフックにかけて完成です。

DUCATIのフロントフェンダーの後ろが短い理由(推定)

DUCATIオーナーの大半が気になるであろう泥はねによるオイルクーラーコア・ラジエターコアの汚れ及び損傷。
原因はフロントフェンダーの後ろが短いからというのが周知の事実かと思います。
モンスターやムルチストラーダなどはおそらくツラーテックだったと思うのですがフェンダーの後ろ延長キットが売られています。

SBKシリーズにはもちろんありませんw

何故フェンダーが短いのかをバイクショップで聞くと・・・・

「フェンダーは泥除けではなくエアロパーツですから!」・・・残念!!

 “なるほどっ!” と納得してしまったAGはもう普通の人じゃないのかもしれませんw

次はスロットルボディとグリップの交換です。
次回合わせて3工程で完了。
いよいよ終わりが見えてきました!

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