1098S フロントホイール装着 その1 問題点

2022/03/14

タイヤ交換も無事に完了し、キャリパー清掃からの取付けといきたいところですが、キャリパーのエア抜きをするには装着してディスクを挟み込む必要があるのでフロントホイールの装着から始めます。

フロントホイールを装着

今回はバイク屋さんでMICHELIN POWER CUP2を装着したホイールを取り付けていきます。
まずはローテーションですが向かって手前方向に矢印が表示されていることを確認します。早速仮止めしていきます。

向かって左から
アクスルシャフト → フォーク + ホイール + 厚カラー + フォーク ← ワッシャ & ナットという感じに通していき手でナットを回してみます。回転を確認・・・・パッと見ですが偏芯や異音なくスムーズに回転しているのでベアリングに異常はないでしょう。

遠目に左右のクリアランスを確認します・・・・・

ホイールがかなりに寄ってませんか!?

・車体右側フォークボトムケースにぶち当たりそうw

・車体左側
広すぎません?

ナットを締めこんで寄せるなどというレベルではない(;´Д`)
またなんかヤラかしている雰囲気です。

早速バラします・・・ん?

ホイール左側についているカラーが気になるので指を突っ込んだら、、、取れるやんか!
そして右側にハメてみる・・・ハマるやんか!

右についていたはずのカラーが左に付いてるではないか!!

左右で異形のカラーが付いていることはホイールを取り外す時に確認済みだったので、間違えないように右側のカラーはそのまま、左側の厚めのカラーだけ抜いてタイヤ交換に出しました。
バイク屋さんに電話でカラーを取り外して再装着したことを確認し安堵した次第です。

誤:
アクスルシャフト → フォーク + ホイール + 薄カラー厚カラー + フォーク ← ワッシャ & ナット

右側がダブルカラーでした(;´Д`)

正:
アクスルシャフト → フォーク + 薄カラー + ホイール + 厚カラー + フォーク ← ワッシャ & ナット

左側:薄カラー

右側:厚カラーこれでタイヤがセンターにきます!

パーツリストを見ると・・・

左右共に厚カラーになっています(;´Д`)

これは挿絵が間違っています。

型番も違うから別物です。
ちょいちょいあいまいな図示や記述があるので注意が必要です。

ホイールの部品配置は全部外して写真を撮るかマーキングしとかないとダメですね。
そういったケアレスミスをするところもAGの特徴かと・・・・

アクスルシャフトの切り欠き位置

アクスルシャフトを正しい組み合わせでセットしたら指定トルクで締め付けるのですが、ここで取り外し時にわからなかった右側からみたアクスルシャフトの切り欠きの位置問題を解決していきます。

取り外す前の写真があったので確認してみると、フロントフォークボトムケース側面の減衰力調整機構穴(伸び側)の直下にアクスルシャフトの切り欠きを合わせているようでした。少しズレていますが・・・

ちなみに1098Sのアクスルシャフトの切り欠きの位置に関してはネット上で有用な情報は見当たりませんでした。

916系は

748S(SHOWA)所有のMJ氏に相談したところ916系に関してはアクスルシャフトの向きは決まっているとの見解。
というのも916系の減衰力調整機構はフロントフォークの底の部分からアクスルシャフトを貫通する形で工具を突っ込んで減衰を調整する機構なのでアクスルシャフトの切り欠き部分の延長上に工具が通る穴が上下に2箇所あいています。

アクスルシャフトの切り欠きの向きは貫通穴に工具を突っ込んで調整してもいいですがボトムケースに溝が付いている場合はアクスルアライメントツールで溝と切り欠き部分を合わせるだけで位置が合うということです。

1098S(OHLINS)は?

結論どの位置でもいいという結論に至りました。
というのも1098SのOHLINSは前述したように

減衰力調整機構穴はフロントフォークボトムケース側面にあり
底面に穴はあいていません。

アクスルシャフトに穴はあいていません。
フォーク内部上下に穴はありません。このことから位置決め自体が不要と判断しました。

ちなみに1098無印及び848のSHOWAフォークも同様に調整機構がボトムケース側面なので切り欠きの位置決めは不要と考えます。

※整備士に確認していないのでホントのところはわかりません!

 

アクスルシャフトの締め付け

M30のソケットを用いアクスルシャフトの切り欠きの位置はフロントフォークボトムケース側面の減衰力調整機構穴の直下に合わせる形でナットを締めこんでいきますがまたここで問題です。

アクスルシャフトが共回りして設定した切り欠きの位置がズレるんです(;´Д`)

試行錯誤してみましたが共回りを抑えるのはアライメントツールなるものが必要なので一旦作業を中止しフロントアクスルアライメントツールを調べてみたらまぁまぁなお値段でした。

というわけで自作フロントアクスルアライメントツールの作成に着手します。

続きは次号で・・・

本来は以下に続きを書いていたのですが次回に分割します。
なぜかって?

文章が長いからちゃんと見ないと・・・

って言われたんです。
しかもMJ含む知人からも(;´Д`A ```
字面だと説明が長くなるから文章も長くなる・・・
AGの特殊な物書きの癖が出ているようdeath

-Accident & Malfunction, DUCATI 1098S, GEAR, repair & maintenance