1098S 内部補修 Part 1 チェーンガードの破壊と暫定対策

2021/09/16

外装補修に粗方ケリがついたところで中身の補修です。
ざっくりですが下記が補修メニューとなります。

1.フロント・リアホイール : くすみ&リム塗装剥がれ
2.スイングアーム : 点錆
3.フロントフォーク : 錆浮き&クリア孔食&くすみ
4.トップブリッジ : 点錆
5.ラジエターホースクランプ : 赤錆
6.オイル鋼管接合部ナット : 赤錆
7.エキパイヒートガード : 点錆

1.ホイール塗装の補修

納車後13年で初めてのタイヤ交換でリムの塗装剥がれです(;´Д`)

経年劣化で塗膜が浮いていた可能性も否めませんが某有名店でこれはいただけません。
そんなに難しい作業なのでしょうか?
AGがお世話になっているバイクショップさんは絶対にそんなことにはなりません!

1098Sのマルケジーニ鍛造ホイールの色はマットブラックなので、ホルツの艶消しのタッチアップを購入し割れた塗膜に染みこませます。
使用前に結構振ったんですけど、塗料を流し込むと薄くて素地が見えてしまいます。
なので数回に分けて少しずつペイントしていきます。
マットなのにちょっと光沢アリですが割れが広がるのを防ぐことが出来たら御の字です。
それからタミヤのコンパウンド細目で全体的にキレイにしていきいちおう完了です。
リアホイールも塗装剥がれがあったので同様の手法でタッチアップしてコンパウンド磨きで完了です。

後日談ですが、フロントホイールの塗装剥がれ箇所、続々と出てきました。

極めつけはリム部分が15×30mmに渡ってべローンと剥がれてしまいました(-_-;タッチアップでちょちょいと塗って終了です。 仕上がりは悪いでしょうけどW

2.スイングアーム表面の補修とチェーンガードの破壊

1098は1198・848EVOのブラック塗装とは違いスイングアームはアルミ生地状態で表面はヘアラインで光沢があるので汚れやさびが目立ちます。触ってみると孔食がぷつぷつしているのが解ります。耐水ペーパー#2000で粗削りしてからピカールでフキフキします。

だいたいの孔食は目立たなくなりましたがチェーンガード付近の点錆が取りにくいのでチェーンガードの取り外しにかかります。

その時AGはチェーンガード単体が1本のボルトで外れるのではないかと思い込みボルトを外してから力ずくで外しにかかりました。

・・・・・バキっ!!

チェーンガードが根元から折れました。
・゜・(ノД`)・゜・。後で調べるとチェーンガードとチェーンスライダーは一体型でした。 ですよねぇ~(T-T)

エンジン側に30cmほどいったところのスライダー部分にもう1本ボルトがありました事前にリサーチしなかったAGの失態ですが、経年劣化でパキパキと割れやすかったことも要因の一つです。
今更考察しても始まりませんけど・・・(;´Д`)

・チェーンガード補修方法を検討

破壊したものはしょうがないのでまずは中古をあたります。
ヤフオクでは送料込みで3000円以上
新品を探すと5,000円程度。
型番 : 44710701A DUCATI UPPER CHAIN SLIDING SHOE
DUCATI HIMEJI か Webikeでも売ってます。

早速発注しようしましたが、とりあえずスライダーを外してガードなしで運用しようと思い取外そうとしましたが、ボルトを外して後方に引っこ抜こうとしたらスライダーがスプロケットに干渉して外れません!


マジで!?
現状ではどうしようもないので、割れた部分の処置だけしました。
純正チェーンガード・スライダーへの換装以外の方法としてアフターパーツがあります。

①カーボンチェーンガード

ディライトなどから出いているいわゆるカーボンチェーンガードは純正ガードの上に両面テープで貼り付けるだけなんですよね。1万円程度とお手頃なのですが垂れさがらないのか? というか純正ガードが割れてなくなったAG車両へは装着不可です。

②カーボンスイングアームスイングアームプロテクター(チェーンガード付き)

CARBON DRY Carbony DP Carbonin など数種ありますが、コストが高いのとせっかくシルバーのスイングアームをピカピカにしたので最後まで悩みましたがどうしても必要になった際の最後の手段とします。
その他、海外メーカーでカーボンチェーンガードのみ(前方に長く2本止)というのもありましたが高価すぎて手が出ませんでした。

・チェーンガード・スライダー破損の件をヒアリング

チェーンガードは無くても大丈夫で車検も問題ないそうです。
交換となるとチェーン切断が必須のようで、当時初期クレームでチェーンガードが垂れ下がりチェーンが当たる・擦れる事案があったそう、でチェーンを切断してチェーンガード・スライダーを交換して、チェーンを1コマ交換して継いでいたそうです。
保証内での交換は数件やったそうですが、保証外での交換はやった記憶がない程度だそうです。

なのでAGはチェーンガードなしで運用します。

後日、最後に取り外していたカーボンリアフェンダーを取り付けます。
CARBON DRY製で接地面外側に両面テープ、そしてボルト部にワッシャーを貼り付けてからリアサス周りに3箇所ボルト止めしますが進行方向右側のボルトが手が入りにくいのでものすごく苦労しました。
さらに割ったチェーンカバー側にも一箇所浮き止めの為か穴が空いているのですが、スイングアームに穴あけはしたくないので両面テープで固定しました。
その他、チェーンが通る穴にインシュロックで留める方法もありますが見た目がよろしくないのでやめました。
(というかチェーンガードを破壊したショックで1枚も写真を撮っていません(;´Д`)

 

トラップいっぱいで作業が前進しません。 メニューの半分も消化できていませんw

結果的に自身で破壊行為に及んでいることが問題なんでしょうけど・・・・
もう2月中旬です。 ヤバいです。

-DUCATI 1098S, GEAR, repair & maintenance