ZX-12R AIpro(アイプロ) シフトインジケーター+αの取付け
2025/09/12
ZX-12R(A1)のメンテナンスメニュー ⑩シフトインジケータ+αの取付けです。
タイミングは納車後になりましたが、週末の合同夜会前にやってしまいます。
A1メンテナンスメニュー
①ジェネレーターカバーの交換(転倒割れ対策)
②ステムベアリングのグリスアップ
③ヘッドカバーのガスケット+ボルトガスケットの入れ替え(オイル漏れ対策)
④プラグ+ガスケット交換
⑤足回りの取付け
⑥ブレーキラインの取付けとエア抜き
⑦オイル+エレメント交換+クーラント液交換
⑧ELメーターパネル装着
⑨マルチポジションステップの取付け+シート交換
⑩シフトインジケータ+αの取付け
(茶色:作業終了 青色:今回の作業)
シフトインジケータ―と言えば
・PROTEC
・AIpro
・Gipro
などがありますがAGはドカで使用し信頼性が高くてコスパがいいAIpro(アイプロ)を使用しています。
アイプロ製 シフトインジケータ APK4 緑 ZX-12R Ninja250SL Z250SL
国産で比較的結線が楽で設定が簡単です。
アイプロ シフトインジケー APK4(緑)の取付け
・3P回転信号への結線
車体左側ジェネレーターカバー後方に三角の3PカプラーがあるのでAIproカプラーを割り込ませます。
アイプロは3P回転信号に割り込ませるカプラーがあるのでカプラーオンで接続完了です。
ココはスゲー楽
AIPROのマニュアルもわかりやすかった↓
車速センサーへの結線
ここは場所を特定するのに時間を要しました(;´Д`)
アイプロの取付けマニュアルを見てもどこだか特定するのが困難でした↓
どこやねんコレ!↑
というわけで結論から言うと
ガソリンタンクスタンドを立てて上げたら車体右側からフレーム真後ろをしゃがんで除き込んだら16Pカプラーが2個顔を出します。↓
どうりで馴染みのない場所やわ。
16Pカプラーが2個の内、左側の中ほどに黄/黒線の線があります。(ほとんど黄色に黒ライン)
ここにAIproの黒/緑線を車体左側から中を通してきて結線します。
↓
↓
AGはあまりにも見つからなかったのでECU根元から信号線を取ろうかと思ったくらい時間がかりましたが、タンクを持ち上げたらすぐに顔を出します。
アイプロさんのマニュアルに「タンクを持ち上げたら下にカプラーがある!」ってな記述があれば速攻で理解できたのですが・・・。
ってかZX-12Rは
車のボンネットみたいに”タンクのつっぱり棒”が標準装備されているんです!
2000年設計のKAWASAKIスゲー
次は車体左側にあるアイプロの緑/黒線の配線を他と干渉しないように16Pカプラーまで通してからエレクトロタップで結線します。
エレクトロタップは付属のモノを使っても良いのですが、AGは平端子接続用のタップを使用。
アイウィス(IWISS) 車配線分岐コネクター エレクトロタップ T型 配線コネクター 赤 15セット 30個入 絶縁端子 電線 分岐 用 TTS-30(I-239)
かなり昔に買ったのでドンピシャのはamazonにはありませんがこんなやつです。
カニみたいな並列のやつより確実に結線できます。
確実に結線出来たらなんでもいいですが、AGは常に脱着を考えているのではんだ付けではなくエレクトロタップを使用しました。
結線が確実にされているかどうかの確認は「キーONしてエンジンかけてから表示部のラーニングの”L”が高速点滅するか否かで判定」します。
しなければ再確認です。
これでメーター付近にシフトインジケーターを貼り付けたら取付け終了です。
メーター付近へのシフトインジケーター取付け
AGはメーター上部の視線移動の少ない場所としてタコメーター右側の液晶画面の上にマウントしました。ちなみにメーター上はスクリーンへの干渉も考慮すべきです。
後日夜会に参加した時に確認したら、シフトインジケータ―を装着している車両の大半はPROTECのインジケーターをミラーステーの左側根元(車速計左手)にマウントしている方が多かったです。
シフト設定(アイプロMANUALより引用)
イグニションをオン(エンジンはまだスタートさせません!)
ディスプレーに数字が逆向きに表示されます。(“6 から1”へ)これはメモリーがクリアされたことを示しています。
(もし数字が”1 から6”へイグニション、オンで表示される時はメモリーはクリアされていません。セットアップを行う時は、リセットの作業を行ってください。)
①ディスプレーに“L” (学習=ラーニング)がゆっくり点滅します。
ここでニュートラルでエンジンをスタートさせ、アイドリング状態にします。
“L”の点滅が数秒後に早くなりエンジン回転信号をAIpro が正しく受け取ったことを知らせます。
ここで
②ディスプレーに“1”がゆっくり点滅します。
この時に、エンジン回転が通常のアイドリング回転になるのを待ちます。
1速に入れます、クラッチを離しエンジン回転を通常のアイドリングの2~4倍(通常2000~4000 回転)に維持します。
点滅が早くなると、速度信号をAIpro が受け取っている事を示します。
これで製品は”1 速”のギアポジションを学習しました。
バイクによってはこの学習に時間がかかることがあります。(数秒から1分くらいまで、)
③ ディスプレーに1 秒ほど“n” (次へ)が表示されます。そして“2”の点滅がゆっくりと始まります。
2 速に入れます。 クラッチをはなしエンジン回転を先ほどのように上げます。
点滅が早くなると、速度信号をAIpro が受け取っている事を示します。
これで製品は”2速”のギアポジションを学習しました。
以上の作業を最後のギア(6 速)まで続けます。
④ トップギアになると、“o” (オーバー)が点灯しディスプレーの点滅が終わります。
(あなたのバイクが6速ギアの時は、6速まで進めてください。でないと5秒後にAIpro はプログラムモードを終了します。その時はセットアップの手順を繰り返す必要があります。)
これでAIpro はプログラムがセットアップされすべてのギアが正しく表示されるはずです。
ここからはイグニションをオンするとディスプレーに数字が正しい順で(“1 から6”)にカウントアップされセットアップが済みメモリされたことを示します。
設定のリセット
初期設定のシチュエーションがおかしいと低速でエラーが出るのでリセット方法は覚えておいた方がいいかも
① エンジンストップスイッチを『オフ』位置にします。
② イグニションを『オン』にして、AIpro の表示が“3, 4 , 5”とカウントアップしている間にすぐオフにします。←これを5回繰り返します。
③ すると次のイグニションオン時にAIpro の表示が“6、5、4”とカウントダウンを始めます。
これはメモリーがクリアされセットアップが出来る状態を示しています。
1ターンの走行(信号→信号)で6速などの高いギアに入れられない場合でも設定中のシフトを記憶しており、中断したシフトから再設定ができる仕組み。
ちなみにスプロケット交換などでギア比を変更した場合も再設定が必要です。
本機のすごいとこ
本機はバッテリーを外してもラーニングした設定を記憶しています。
どれだけの期間かは不明ですが848EVOから外して3か月後に1098Sにセットアップしても設定を記憶していました。
それとサポートが爆速です! 速攻で返事が来ます!
今回はkawasakiだから緑でしょ!ってことで緑にしましたが、昼間でも視認性は良好でした。
ただしディマーモード(減光)はない
でも車両色はシルバーなんですけどねぇ~www
インプレ
ディマーモードがないのでライムグリーンのインジケーターが煌々と光っています。
昼間でも十分に明るく視界性は良好。
シフトしてインジケーターが変わるまでのタイムラグ(体感0.5sec)がありますがこれはAIproのデフォルト
ラーニングがうまくいかなかったのか低速走行時にインジケーターが勝手に変わったりしますがまぁここは仕方がないでしょう。
ドカではならなかった現象ですが・・・
シフトポジションが明確になったおかげで高速走行時に低いシフトで巡行することはなくなりました。
上記、どこのシフトインジケータでも構いませんがAGはAIproがおススメです。
+αの取付け
ETCを取付けします。 セットアップは取扱店までwww