1098S VENTURAキャリアの改修 2021 完結編

2021/10/26

848EVOにて年に1回装着していたVENTURAキャリア
今回は1098Sに装着です。

すんなり装着?

とはいきませんw
昨年に改良を実施し問題の部分は大方クリアできましたが、まだ課題は残っています。

経緯詳細は下記リンク

①「848EVOに搭載 ダサい!VENTURAベース+フラットラックキャリア × GIVIパニア 2019.08」

②「848EVO VENTURAキャリアの改修 2020」

をご覧ください。
今回は以下の対策を実施します。

昨年に課題を抽出しておいて1年もあるので放置していたらもう2週間前(;´Д`)
慌てて後輩君に旋盤でササっと加工してもらいました。

① キャリアステーのマフラーバンド干渉対策(ワイド化)

SUSパイプ10mmスペーサーを製作しキャリアステーに追加。

SUSパイプ10mmスペーサー×2個は余りのφ15(内φ9穴)のSUSパイプを10mmで2個カットしてもらい完成。

あっという間にスペーサーのできあがり♪

② サイレンサー干渉対策(細径化)

SUSパイプφ15 ×46mm の外径を30mmに渡り φ13mmに切削。
既存SUSパイプ46mm×2個は30mm長さ分を1mm切削して外径φ13化。

これで昨年の問題点は解決するはずです。

取付開始

取付けはこれで3度目となり装着しやすいように改良を加えているので組付けはサクッと完了と言いたいところでしたが問題発生です(;´Д`)

マフラーバンドを留めるボルトを外し

VENTURAキャリアを
共締め
するのですが昨年は
SUSパイプ46mm+  2mm厚ワッシャ
から
SUSパイプ46mm+10mm厚スペーサー
へ変更したもんだからVENTURAキャリアが左右に広がってフラットキャリアの取付けピッチを大幅に超えたため挿入できなくなってしまいました。片側2mmワイドから10mmワイドにしたらフラットキャリアがハマるわけありませんw

ピッチを広げたらキャリアがハマらないということが何故分らんのだ!!

一方②のSUSパイプ  外径φ15φ13mmに切削ですが、思惑が的中し絶妙にサイレンサーをかわしているようです。

対 策

ワイド化し過ぎた10mmスペーサーをカットすればよいのですが旋盤加工の都合上SUSパイプφ15(φ13)×46mmの外径φ15の部分を6mmカットしてもらうことにしました。
段差のくびれはご愛敬w

というわけで

① 前回(失敗1)
46mm SUSパイプ + 2mmワッシャ = 48mm
2mmワイド(片側)サイレンサーにキャリアステーが干渉しNG

② 今回(失敗2)
46mm SUSパイプ + 10mmスペーサー = 56mm
10mmワイド(片側)フラットキャリア取付け不能でNG

③ 改良(成功)
40mm SUSパイプ + 10mmスペーサー = 50mm
4mmワイド(片側) : 絶妙なバランスでOK

思い切ったワイド化は失敗だったと(;´Д`)

再度加工した部品を用いてVENTURAフレーム固定しGIVIベース付きのフラットキャリアを差し込んでロックボルトで固定して完了、いつ見ても

ダサいVENTURA×GIVIパニアケース仕様が完成です。

ちなみに848EVOから1098Sに変更しましたが形状が同じなのでVENTURAキャリアがそのまま使えました。
そこのところも考慮しての買い替えだったので(-_-)v

というわけでこれ以上の改修はしなくてヨシ!

 

結 論

社外サイレンサー×VENTURAキャリアの相性は悪いので
VENTURA純正サイレンサーバンドの取付ボルトスペーサーをφ15×50mm(穴φ9)のSUSパイプに換装し、φ8×135のSUSキャップボルトで共締めすればスペーサー及びサイレンサーへの干渉が防止できます。
(φ15×50mmの内30mmは外径φ13mmを推奨)
もしくはφ15×20mm+φ13×30mmの組み合わせも可

2年越しのVENTURAキャリアの改良案件はこれにて完了です(;´Д`A ```

AGは年に1回3日間で1100kmほど乗りますが後ろから見るとGIVI箱が常に上下に揺れているようです。

規定では最大積載重量10kgとだったと記憶していますがAGは45LのGIVI箱含む15kg以上あると思われますw

橋梁が如く “揺れるから折れにくい” んだとは思いますがさて何回もちますかね・・・

明後日はいよいよ毎年恒例のロングツーリングです♪

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