1098S 外装(カウル)補修 Part 2

2021/09/16

続いて塗装カウル類の補修

苦行の幕開けです(;´Д`)

エアーマニホールドの補修

前面ラヂエター・オイルクーラー周りの三角パネルなんですが今回補修に使うのはタッチアップペイントとコンパウンドです。

先ずは表面をきれいにしてから、TAMIYAコンパウンド細目で磨きます。

粒度が細目でも結構いい感じになりましたが、さらに極細(仕上げ用)コンパウンドで仕上げます。

タミヤのプラモデル用コンパウンドはオススメです。
再度洗浄後にタッチアップしていきます。
広範囲に剥がれている個所は刷毛塗りで、飛び石などのスポット剥がれは爪楊枝に塗料を少しつけて塗ります。
素人ながら良い仕上がりになりました。 良品中古のようですw
仕上げにコンパウンドで研磨してからワコーズ バリアスコートで仕上げです。

平らに均した塗装面を観察しても色の違いは判りません。
日本ペイントの調合塗料は凄いです!
今回採用のタッチアップペイントはヤフオクで入手しました。

DUCATI RED ドゥカティレッド 748/749/916/996/998/999/1098/1198 用 タッチペン  タッチアップ  ペイント 補修塗料

※916系から一色単に適合だそうですが999系はちょっと違うし1199も違うようですよ。

テールカウルの補修

テールカウルの右エアーインテーク突起部に深いガリキズがあるので補修します。
結構ガリキズが深いのでタッチアップだけでは補修が出来なのでプラリペアを使用してみます。

(使い方はwebで見ていただいた方がよいのですが以下のような手順です。


表面をパーツクリーナーで洗浄

プラリペアの混合液をスポイトで適量吸い取り注射針をセット(針の途中に穴が空いている特殊形状)

粉に混合液を一滴落として、きな粉餅のように粉をまぶすw

粉をまぶした混合液の塊を注射器で刺して対象物に乗せる。

乗せた塊に注射器で溶剤を垂らして塊を溶かしながら浸透させる。


5分ほどで硬化(25℃条件)するので、加工を行う。

とまぁこんな感じですべて後輩君にやってもらいましたw
しかもこのプラリペアは後輩君の持込みです! バリショイスパシーバ
後はよろしくと去っていた後輩君に代わりAGが後処理を行います。

今回用意したのは
カッター
平ヤスリ(鉄鋼用)
耐水ペーパーの#800 ・#1000 ・#1200 ・#2000
ピカール
タミヤコンパウンド 細目・極細
タッチアップ
サンダポリッシャ 1200・仕上げ

プラリペアを塗った後の表面はガタガタなのでボディラインに沿うように均していきます。
最初はペーパーでと思いましたがプラリペアをモリモリにしたので埒があかないのでカッターで削ります。
プラリペアの密着度は非常に高いのでボロっと丸ごと剥がれることはありません。
ある程度削ったらペーパーに移行し頑張りましたが先が長そうなので平ヤスリでガリガリと粗削りします。

そこから耐水ペーパーで800→1000→1200と削った結果、表面の凹凸は目視では全く識別できなくなりました。
しかしペーパーをかけたクリア部分がくすんでしまいました。
そこからタミヤコンパウンドの 細目・極細で仕上げていきます・・・・がクリアがくすんだまま改善されません(;´Д`)
何度かトライしましたがダメだったのでダメ元でピカールを使うと、ピッカピカになりましたw粒度はいったい何番相当なんでしょうかね? 金属磨きピカールは万能です。

※ピカールはチューブタイプが使いやすいです。

穴埋めと表面均しが終わったところで塗装です。
後できれいにすればいいかとハケ塗りで適当に塗ってしまいます。
ついでついでで、サイドカウル・アンダーカウルも塗ってしまい一晩寝かせます。
やや広範囲に塗ると、既存のボディ色とタッチアップの色が多少異なる気がします。(少し明るい色)
何を今更なので磨いてみて様子を見たいと思います。
塗装は乾燥に時間がかかるので翌日に作業を開始。
上手くいけばよいのですが・・・・ライトを当てたら色の違いが・・・(-_-;)
見なかったことにしますw

翌 日

丸一日経ったので頃合いかと思いコンパウンドで仕上げていきます・・・・
1000番のペーパーで磨くとガリキズが出来そうなので細目のコンパウンドで磨いていきます・・・・
キレイにならない(;´Д`) さらに磨く! ピカールを使う ゴシゴシゴシ・・・・
磨きすぎて塗装が剥がれて前日の素地の状態まで戻ってしまいました(;´Д`)
またペイントやり直しです。・゜・(ノД`)・゜・。
今度は3日置いて硬化してくれるのを待って作業前にドライヤーでもかけるかな?

調べたところによると塗料は1日置くといいとか最低1週間置かないと駄目とか、薄付きでドライヤー当てて多層にするとか、「タッチアップペイントを塗る前から溶剤をドライヤーで飛ばして塗料を持ち上げた時に糸が引く程度まで濃度を上げてからキズに沿ってこんもりと乗せてからマスキングして研磨するとかいっぱい情報があります。

AGはいずれにも該当しない適当なやり方っでやった為に失敗したようです。
3日置いて研磨してダメならやり直ししようと思います。
このままではいつまで経っても組めません。

3日後

コンパウンドで磨いたらやりすぎて素地が出てきてました(;´Д`)
塗料が乾いていないもしくは密着していないようです。
800番で粗削りしてサフェーサーを吹いてからスプレーしてクリアも吹かないと駄目っぽいです。
しかしそれをそろえる余裕がないので、タッチアップをこんもりと塗布して放置します。
乾燥待ちの間に他のパーツを処理していきます。

1か月後

というか12月にCRF250Lで転倒して足を骨折したので何もできなかっただけなんですが、結局のところコンパウンドで磨いていたら素地が出てしまって塗り直しです。

根本的にやり方が間違っていたようです。
プラリペアの処置段階で表面をきれいに仕上げすぎて塗装が乗らなかったのでしょう。
なので薄っすら塗装しなおしてコンパウンドでやさしく削ってだいたいで終了。
一部素地の色が見えていますが、見なかったことにしますw

というわけで失敗です。

 

サイドカウル

ひっかき疵が多数あるので適当にベターっとタッチアップして磨いたら同じように塗装が剥がれてしまいました(;´Д`)
ただ白い傷が、赤になっただけで彫れてます。

そこから、塗料を少しドライヤーで薄め液を飛ばして粘度を上げてから爪楊枝にて1本1本穴埋めしていきます。
乾燥後コンパウンドでやさしく削って凹凸をなくして終了させました。
じっくり見たら疵がうっすら見える程度まで修正できました。

これで良しとします!(-_-;)

後日談ですが1週間ほど経ったら塗料が痩せてキズ部分がうっすらと溝になっていました(;´Д`)

そのままいきますw

アンダーカウル

ガリキズが大きく分けて3か所ありましたがこれも修正に失敗してしまいました。(詳細を書くのも疲れました)

アンダーカウルは赤・黒2種類あり、キズの多いのは赤なのでコントラストも考慮し装着は黒にするかもしれません。

転倒の影響で1か月余り中断した影響もありますが、ものすごく時間をかけて結局失敗に終わってしまいました。
素人にしてはまぁまぁの仕上がりとも言えなくはないですが、装着してみて納得がいかなかったら外注塗装するしかないですね。

2ヶ月以上のロスタイムでした(;´Д`)

-DUCATI 1098S, repair & maintenance