848EVO 構想半年 LEDアイラインの施工

2020/08/26

ちょっと前に加工した時の記事です。

848EVOにLEDアイラインの施工を検討

848EVOの純正ポジション球のLED化を入れ替えただけ。
これはこれで極性があったりとちょっと頭をひねりましたがw

交換したのは良いのだが、AG的にどうも麻呂っぽいポジションランプがイマイチしっくりこなかった。 LED化しても同じだった。
というわけで今回はPanigaleV4が如く、バー状のアイラインにしようと検討。

条件&仕様

細身ながら光量は高出力でLEDの粒感が無いことが前提。 ←あからさ
まにLEDがツブツブ光っているのはAGの好みではないので・・

実績として数年前に2006年式 CBR1000RR(SC57)での施工時はシリコンチューブに側面発光LED赤・白を2本背中合わせにして無理やり2本ともチューブに押し込み、ヘッドライトASSYを外して自宅にてLEDバーを仕込んだシリコンチューブをヘッドライトを割ることなくバルブ穴からピンセットで挿入接着して内蔵型アイライン(切替えSW付)にした経緯がある。(挿入接着だけにTOTAL4時間を要した。)メーター左手に切り替えスイッチを製作

赤+白=ピンク

と自在に切り替えw
ちなみに上のポジションランプはVIPERのスキャナーで左右に光がスイングするw
装着後2年目にしてSC57が一発廃車となり意味消失した経緯アリw
ちなみにシリコンチューブにLEDを入れて発光させるとツブツブ感が出にくいのは、断面構造が日の字型になっており2層のシリコン層を透過させることで単体LEDの強い光が分散され均等に発光する仕組みとなります。
そして前回と同様にヘッドライトを割ることをしない方針(面倒なのでw)としている。

取付箇所&理想のLEDバーの登場

1098系はヘッドライトユニットにアッパーカウルが少し被る構成なので、その隙間に入れ込んでみる方法がよいと判断。
構想自体は半年前よりあったのだが、848EVOのアッパーカウルとヘッドライトのクリアランスが5mm程度と薄いのでそれを満足できるものをずーっと探してきた。

そして最近「ホゾ型シリコンチューブ&側面発光LED(ピッチ:5mm)」が登場した。
SC57に装着したチューブの細い版で断面が鍵穴型で隙間に埋められる5mm厚のものだった。個人的には理想に近い形状だったので購入に踏み切る。

ledテープライト 均一発光 ヘッドライト led シリコンチューブ ホゾ型 スムージング 側面発光 60cm×2本
■ホゾ型 スムージング シリコンLEDチューブ 60cm 左右2本セット
■カラー:ホワイト/ブルー/オレンジ ■電源配線:25cm(+-)
■消費電流:1A ■12V専用
YahooShopping(ダイコン卸) 3,980円

施工&取付け

30cm×2本なので、長過ぎるが分解してみると3LED単位でカット可能であったので適当な長さにカットして本LEDは側面発光5mmピッチとなかなか珍しい仕様です。
なのでピッチ10mm以上にすると粒感が出るので注意が必要。

両端をバスボンドでシーリング処理。

早速点灯
ちなみに点灯試験には「9V型角形乾電池」を使用。

12V用の照明に使えるんでお手軽なんです。

点灯OK

分解からのアクシデント発生 → 復旧

アッパーカウルを外して結線にとりかかるが思わぬアクシデントが発生
サイドとアンダーカウルは外しているのでアッパーを外すためにミラー裏側のボルトを緩める。
2本目に差し掛かった時、えらく固い気がした。 裏側のボルトだったので間違えて増し締めしていたのだ!
気を取り直して緩める方向に回したがトルクが弱まらない。
L字のヘキサゴンからラチェットに切り替えてガンガンに回したが一向に緩まない。
よく見てみるとヘキサゴンの六角穴が丸くなってしまいレンチがかからなくなってしまった(-_-;)ミラー固定ボルトは真鍮製で柔らかいので完全にダメになってしまった。
いろいろと考えたが正規の方法では外しようがないので、アタマにきてボルト頭を飛ばすべく平ヤスリでひたすら削る削る削る・・・・。
ごりごりごりごり・・・・真鍮なので削れて粉が出るがボルト頭を削るとなるとなかなか時間がかかる。
削りすぎてミラーステーごと削ってしまい塗装も剥がれる。←アルミだったか。(999が如くマグネシウムではないようだ。)
それでも後に引けないのでひたすら削って、力ずくでミラーを引き抜くこと数回、ようやく引っこ抜けた。なんでこんなところに真鍮を使うんだと思いながら黒染めのキャップボルトで代用できることを確認。
これで1.5時間ほどロスってしまった。
後で解ったが真鍮製なのは転倒時にボルトのくびれ部分で破断してミラーが跳んでいきやすくするためなんだとか・・・
実例として転倒した場合はボルトが折れずにミラーステーが高確率で折れます。
ミラーを押す形で衝撃が加わった場合、面に力がかかってステーのくびれ部分で折れるんです。 設計って難しいですよね。

取付再開(-_-;)

ようやくアッパーが外せた
純正ポジション線を切断しLED配線を極性を確認して接続。
シリコンチューブの位置はアッパーとのバランスを現物合わせで位置決め。LEDチューブを貼付け→アッパー仮組みを何度か繰り返して設置完了。
点灯テストでは構想通り、ツブツブ感がなく一本線って感じで光量も申し分なし。
カウルの隙間からちょっとだけ顔を出したシリコンチューブ。
拡大しないとわからない程度のさりげない感じで狙い通りヘッドライトの形状が曲線からシャープに立ち上がっているように見え、
点灯させるとなかなかいい感じになった。

出来栄えと周りの評価

見た感じとしては前モデルのVOXYっぽいシュッとしたアイライになったが非常に満足、苦労した甲斐があった。
後日、日中見てみると若干ツブツブが見えるが問題ないレベルであった。

装着してからしばらく経つがLEDバーを仕込んだ1098系に遭遇したことがない個体数が少ないので遭遇率も低いのではあるが、AG機にだけにしか装備されていないと考えると非常に感慨深いものがある。

オンリーワンの仕様であること = 自己満足 ではあるがその辺はいつも意識している。
装着してから、誰からもLEDバーについて聞かれたことはない。
白いボディに白発光のLEDバー、純正らしく目立たない仕様が他に気づかれないのか? 否っ!! 皆興味がないだけである!

自己満続くよどこまでも・・・。。。

ちなみにこのアイライン車検通りますよ~♪
(車検実施済)

-DUCATI 848EVO, GEAR, repair & maintenance