CRF250L 制動系の改修 20.03

2020/06/19

バイクショップで制動系の改修の相談。

足回り改修メニュー

以下のメニューで検討。

1案 :ディスク+サポートでディスクの大径化MOTO禅のφ320)・53,240円でポン付けだが、費用高め
・ディスク径がφ320(φ256→64mm 25%UP)なので格段に制動力が上がる。
・ディスク厚が4mmと大して厚くないのでランニングコスト増。
・制動力が大幅にUPすると他の機構とのバランスが崩れるため辻褄が合わなくなる可能性あり。

コストパフォーマンスが悪いのとランニングコストも厳しい・・・

2案 :ブレーキマスターの大径化
・ディスクのクランプ力アップ
・汎用のNISSINが使えて2万円以内でお手軽に制動力アップ。と思っていたのだが実は大径化=制動力UPは逆作用のようだ。


パスカルの原理で入力側のポンプ径が大きくなると多くのオイルを押し込めるのだが大径化した分、押し込み力が更に要るらしく、レバー比は小さくなりタッチは固くなるが制動力アップにはつながらない。
小径化したほうがレバーの可動領域は大きくなるが小径化した分制動力がUPする仕組み。
という説明を2軒のバイク屋さんに聞いたので間違いないだろう。
しかしながら現行より小径のマスターがなく、ミラー位置も内側に別で必要となるのでどうしたものかと・・・。

3案 :ディスクをCRF250M用の大径ディスク+サポートに換装

DISK COMP FR BRAKE(Fディスク)
45120-KZZ-A21 (16,720円)MONOTARO

BRKT SUB ASSY FR L FR(キャリパーブラケット)45190-KZZ-A21(4,928円)MONOTARO

・ディスク径がφ256 → φ296と40mm(15%UP)大きくなった分、制動力が向上
・純正品で安心ポン付け。
・コストもディスク+サポートで2.2万円ほどとお買い得

結 論

というわけで費用対効果及び耐久性などを考慮し
3案:ディスクをCRF250M用の大径ディスク+サポートに換装
で依頼することに決定。

改修メニュー

①マスターの中身(ポンプ回り)全交換
②ディスクをCRF250L→CRF250M用の大径ディスク+サポートに換装
③フロントブレーキパッドをデイトナ赤パッド
④ニュートラルSW交換
⑤オイル+エレメント交換

4.4万キロも走行しているのでポンプ機構の全交換+Mの純正ディスクで若干の制動力UPを図る。
パッドに関しては各種試してみたが、
DAYTONA赤パッドがディスク攻撃性が低く効きもまぁまぁ
でコスパが高いかと。
RKは1セットでディスクがボロボロになるのでNG
費用的にも車輛スペック的にも身の丈に合った改修メニューに留めた。
さらにニュートラルSWがシフトを2 → Nにしたときにランプが点灯しなくなってきたので交換。
取外すとオイルが漏れるのでオイル交換も同時に実施。
費用面では、事故の保険金相当の費用がかかりほぼチャラになった。

効果は如何に?

制動的にはパッドがまだ馴染んでいないが、
ディスク径がφ256
ディスク径がφ296と40mm(15%UP)大きくなった分、制動力が向上したイメージ。
費用対効果として、この車両にはこの程度が身の丈なのかなという感じ。

44,445kmまだまだ乗ります。

-GEAR, HONDA CRF250L, repair & maintenance