1098S 車検前整備 2024

2024/09/18

またやってきました1098Sの継続車検(;゜Д゜)
本機は2008年式なので16年目8回目の車検、AGが所有してから2回目の車検となります。
自身では848EVOから通算4回目のユーザー車検ですので1098系のツボは押さえているつもりです。

継続車検の検討

結局受けるのですが検討した経緯を以下に。
昨年より多頭飼い体制で維持費がかさむので、

・CRF250L : 通勤快速
・ZX-12R : ツーリング
・1098S : サーキット

と使い分けることでコスト削減を目論み1098Sのナンバーを切ってクローズド専用にすると車検や税金が0円になるのですが、公道で見せびらかすことができなくなるのがどうもひっかかるんですwww
その反面公道走行ばかりするとハイグリップタイヤが早々に摩耗し交換頻度が上がることでランニングコストが増大します。

半ば言い訳にはなりますがその対応策として公道走行用にZX-12Rを増車することでリスク分散をしています(;´Д`A ```

というわけで1098S
公道(1): サーキット(9)の割合で運用
すべく車検を受けるとこに決定
しました。

車検前整備メニュー(順不同)

・タンデムシート交換
・タンデムステップ交換
・クラッチカバー交換
・O2センサー取付け
・サイレンサー交換
・テールランプ交換
・ウインカー取付
・ECU交換
・エアクリーナー交換(車検とは無関係)

オイル・クラッチプレート&バスケット・フルエキの交換は車検後に実施するとして、ついでにスポーツ走行に不必要なパーツの取り外しも含めてやっていきます。

ピット2.1にて

今は懐かしのピット1.0
ピット1.0強制退去事変
から半年、地下施設の機材レイアウトを変更し、駐輪・整備スペースの確保に成功w見つかったら一発アウトなスリリングな環境下で作業を進めます
(*´Д`)ハアハア

作業開始

ピット2.1の方が
広くて電源アリなんですが目立ちやすいんですよ(;゚Д゚)

・タンデムシート交換

シングルシートカバーから特性GIVIベース×タンデムシートボルトオン仕様に変更。
当日パニアケースに純正タンデムシートを積んで現地で入れ替えられるようにしておきます。入れ替えだけなの秒で終わります。

・タンデムステップ取付け

シートを外してレーシングフックと交換です。
ついでにPPSのアースも取り外し。

・クラッチカバー交換

オープンカバーから純正カバーへの交換です。

長さ違いのボルトに注意!
右から3本目が真下で左右に取付です。
左上がちょっと短い
(間違えたらどうなるか未だに知りませんw)
↑ちなみに黒カバーは後期型ですw

・O2センサー取付け

DP純正のO2センサー穴埋めボルト
を外して


O2センサーを取り付け

排気バルブ用サーボモーター付近にあるカプラーに接続。


2年ぶりなのでカプラー捜索に時間がかかる(´Д`;)
ちなみにこれ接続しないとエラーが出ます。

・サイレンサーの交換

① サイレンサー同士をつないでいるボルトを外す。

② テールカウル中央部のサイレンサーバンド8mmHEXボルトを外す。


③ サイレンサージョイント部のバネを外す。

(スプリングフック使用を推奨)


④ サイレンサーをぐりぐりと左右に回しながら抜き取ります。

取付けは逆の手順でOKです。

・テールランプ交換

ウインカー内蔵テールは車検に通らないので純正に交換です。
リアカウルを外して各種カプラーを外してTSTのテールランプASSYを純正と交換します。
テールカウルを少し浮かせた状態からシートカバーのロック機構を外してからの脱着は少々面倒です。
内蔵ウインカー用のカプラーの取り外しも忘れなく

・ウインカー取付け

TSTテール導入前に購入した車検用デビルブリンカー(ハロゲン)を装着します。
純正カプラーがナット穴に通るように角を削ったものを使用しMOTOcrazyのフェンダーレスキットの中で結線します。

AGは純正に戻すことを考慮してテール内臓ウインカーと純正ウインカーの2系統を出してウインカー配線をそのまま残していたので楽々配線でした。
AGは、アフターパーツ取付時には純正戻しが容易にできることをモットーにしています。

・ECU交換

車両左側バッテリー下のECUを5mmHEXで2本外して交換です。
カプラーは中央部の爪を押し込んでロック機構を90度引き起こして外します。(2か所)(整備後ついでにバッテリーを外して充電しときます。)

※ECU交換完了の確認方法
換装後にイグニッションをONにするとメーター表示が

SBK 1098 RACING(テルミSLIP ON用 ECU)
 ↓
SBK 1098 TSE(ノーマルECU)

に変化していることが確認できたらノーマルECUへの換装は問題なしです。

またもやレギュレーターの接続カプラーに油が付着していました(;´Д`A ```
配線の取り回しを変更したり、カプラーにシールしたりと対策っぽいことをやりましたが、

これは毛細管現象で間違いないでしょう。

現在カプラー端子部分はオイルで黒くなっていますが溶けてはいないのでパーツクリーナーで脱脂してから再接続します。
車検後のメンテでジェネレーター側の配線をハンダ付けしてオイルブロックしようかと考え中です。

FH020AA MOSFETレギュレーターに変更してから約3年と1万キロ
怪しい感じはしてきましたがまだ壊れていません(;´Д`A ```
ヤマハ純正品は17,000円後半まで値上がってますよね。
そろそろスペア買うかな?


・エアフィルターの交換

1098導入からDUCATI Performance ハイフローエアフィルター 商品番号:42610261A を取り付けていましたが、4年1万キロを走行しましたが未だメンテしたことがないので、以下のものに交換します。

取り外したDPエアーフィルターは一部変色していましたが特に汚れまくっているような形跡はなしでもエアーブローするとパラパラと砂みたいなのが落ちてきます。
これがエンドレスだったり(;´Д`A ```

エアクリーナーボックス内は結構汚れてたので拭き掃除を(;´Д`)

K&N(ケーアンドエヌ) リプレイスメントフィルター Ducati 2007-2018 1198 1098 1099 1100 848 DU-1007

K&N リプレイスメントエアフィルター
純正エアエレメントと交換(リプレイス)するエアフィルターです。
交換するだけで優れた濾過性能と常に安定した吸入効率を維持し、その効果を発揮しつづけます。
フィルター素材にコットンを使用しているため、定期的なメンテナンスをすることで繰り返し使えて経済的です。

取り付ける前に2本並べるとK&Nが少し短いんです。
その代わりにスペーサーが付いてます
1枚割れてましたけど(;´Д`)
そのスペーサーをダクト側に専用シーリンググリースでベタベタにして貼り付けてから装着する必要があるため、両方のダクトを外し必要があるんです。
右下
左上
左下
3本ボルトを外して

シーリンググリースをぬりぬり

ダクトに貼り付け(;´Д`)
でも密着度は他のエアクリに比べてアップします
SIMOTAやDPは片側からアクセス可能なのでK&Nは取付がウザいです。

さらに
K&N エアーフィルターケアサービスKIT オイル237ml/クリーナー 355ml k&n air filter 99-5050が必要です。

ぬりぬりして


あ~しんど(;´Д`)
ホンマに効果あるんかいな?

これでフルエキに交換したら効果はわからないままだったりします(;´Д`A ```

ちなみにDPの方が安かったりしますwww

・光量に関して・・・

車検ではHi側を測定(車体左側ヘッドライト)します。
光量はcd値を測るものがないので事前にバッテリーから電源を持ってきてリレーを取り付けています。

詳しくは↓

1098S ヘッドライト Hi側バルブの光量アップ(車検対応)

・光軸調整

基準としては「最高光度点」が前方10mの位置において、

・左右27cm以内
・上方向は10cm以内
:下方向は地上からライトまでの距離の1/5以内の枠に収まっている事。

なのですが、前回車検前に調整して合格しているので光軸調整はしていません。

・Hi側ヘッドライト調整方法

① Hi側左上が、光軸左右の調整
: 左に回すと左向き、右に回すと右向き

② Hi側右下が、光軸上下の調整
: 左に回すと上向き、右に回すと下向き

③ Hi側右上は記述がないので解りません・・・

詳しくは↓の下の方です。

1098S 車検準備 光軸調整が・・・・

やっと車検整備が完了しました(;´Д`A ```

ってか整備に銀マットはダメです!
光が無駄に反射してシルバーの工具類と同化してしまい
工具探しに時間がかかりだいぶ時間をロスりました(-_-;)
次回重整備までに対策を講じます。

 

車検直前走行距離が
ODO : 17,753km前回車検14,600kmから3,153kmほど走りました。

初回2年間の走行距離の半分以下でした。
さてすんなり通るかな?

-DUCATI 1098S, GEAR, repair & maintenance