1098S GIVIパニアケースマウント 完全版!
2022/10/14
年に1度開催される1,000km超のロングツーリング用の積載形態に関して848EVOから1098Sまでの3年間でVENTURAキャリア × GIVI E43NTLD の組み合わせにて運用してきましたがここへきて転機が訪れます。
パニア積載の理想形態?
当時VENTURAキャリア採用前に純正タンデムシートを魔改造してGIVIベースを直付する構想をしていました。
しかしながら現物合わせで施工という不安定さとタンデムシートの導入に失敗した為、VENTURAキャリアに方針転換した経緯がありました。
ちなみにVENTURAキャリアは純正サイレンサーをベースに設計されたためかテルミニョーニサイレンサーにて運用するには一部手直しが必要で改良を重ねてようやく完全体となりました。
VENTURAキャリアは機能面や強度においては問題はなかったのですが、タンデム走行を想定したレイアウトなのでどうみてもダサいんですw
テールの斜め上に宙に浮いたデッカイ箱って
(;´Д`A ```
乗り降りは非常に楽なのですが・・・。
ある日、魔改造タンデムシートが手に入る!
棚ぼたといいますか、捨てる神あれば拾う神ありといったところでしょうか?
非常にラッキーであり、同じような構想をしていた方が他にも居たことにも驚きを感じています。
まさに神です!
魔改造タンデムシート
早速確認!
上から見たらGIVIベースしか見えませんが
フタを開けると・・・
固定用ボルトがひし形に配置されています!
ひっくり返すとこんな感じ丸印の個所にボルトを貫通させて座金付きナットでしっかりと留められています!
作者の緻密な設計が伺えます。
この魔改造タンデムシートは純正タンデムシートのシート部分を剥いで骨組みにしてからGIVIベースを固定しています。
イメージ通りでびっくりです!
防水性
雨天時にタンデムシートの隙間から浸水を危惧していましたが、タンデムシートのベース(中身)が全体をカバーする構造なので滴った雨水が中に入ることはあまりなさそうです。
さらにタンデムシートの骨組みとGIVIベースの接合部に緩衝材スポンジをサンドウィッチして接合していたので耐震+防水性がありそうです。
ホントよくできています。
強 度
ボルト4本がタンデムシートのフレームに貫通させた状態でシッカリと止まっている印象。
よく考えたら純正のタンデムシートは、60kg程度の人が乗ってバンド(タンデムベルト)を引っ張っても外れないように設計されているはずでなので、GIVIベースの固定に問題がなければパニアケース+内容物の重量(20kg以内)ではなんら問題はないはず。
現に製作者は47Lのパニアケースで運用されていたのでAGの43Lのパニアケースなら少し安心です。
よくみたらこのGIVIベースはノーマルタイプでした。
AGはモノロックケース用 汎用ワイドベース 94540
を使っていたので交換してみます。 ↓
ボルトの締めすぎ注意です。
タンデムシートのプラフレームが中空ですので・・・
取付はタンデムシートを取り付ける要領と同じでパチンとハメこんだら終了です(*_*; ↓
パニアケースを搭載!
前回の斜め後ろのマウントよりケースが前に位置したのでまとまりがあります!
やっぱVENTURAキャリアマウントはダサイです(-_-;)
これでダサさは半減したのではないかと思われます。
インプレッション
今回 新マウント方法にて1,000km 3日間走ってきました。
メリット
走行後、マウント部ボルトの緩みはありませんでした。
走行中にケースがふらふらと揺れることが減少しVENTURAマウント時にあった横風により車体がもっていかれる感じがありませんでした。まぁまぁなスピードでもベースが外れることはありませんでしたwww
GIVI×タンデムシートの脱着が劇的に速い!
ワンタッチですからw
ここまで書くと完璧なマウント方法に見えますがデメリットもあります。
デメリット
タンデムシート位置にパニアケースがマウントされると乗り降りが面倒になります。
サイドスタンドが強くないのでCRF250Lのようにステップに乗ってから跨ることが出来ないため、前蹴りのように右足を出して跨るのですが思うように足が上がらずバイクを蹴り倒してしまいそうになったり、リアカウルのエアダクト付近をブーツで擦ったりと降りるときにかなり気を使います。
フィッティングがバッチリだけに少々難アリです。
1年間で3日間しか使わないので期間限定でエアダクト周りを赤い養生テープで保護するのも一つかもしれません。
見てくれがアレでも誰も見てませんからね・・・。
そういう点でみればVENTURAキャリアは機能性が抜群です。
なんせタンデム想定であの位置にマウントしているのですから
VENTURAキャリアについては下記の過去記事をご覧ください・・・
そういや苦労したよなぁ
またまたかなり回り道をしていますね・・・(-_-;)
SBKで荷物の積載を伴う長距離ツーリングがお手軽になりました♪